セキュアSAMBA導入前の課題を教えてください
平林様:他社さんのオンラインストレージを1年ほど利用していたのですが、容量が大きいデータは送れなかったので印刷データをお客様と共有するための専用サーバーを社内で立てていたので、コスト面・メンテナンス面・運用管理などが特に大変で手間がかかっていました。お客様が増えるたびにパーテーションを切って、VPNの設定もして・・・と、その頃は私とクリエイティブ部門の2人で運用していたので、理論は私が考えて彼が実行していました。当然現場のお客様の声とかは彼のところに入ってくるので、じゃあどう組みなおそうかといつも試行錯誤していました。社内にサーバーがあると一つ組み直すのにも本当に大変でしたね。
セキュアSAMBAを検討するきっかけを教えてください
平林様:そんなことがあったので、外で良いクラウドサービスはないものかと考えていました。グループ会社のスターティアラボさんとは当時ActiBookという電子ブック作成ツールでお付き合いがあったのですが、営業さんからネットワークが本業だという事を聞き、セキュアSAMBAのことを教えてもらい検討を始めました。
セキュアSAMBAを選んだ理由を教えてください
平林様:検討を始めてから1~2か月で本格的に導入しました。導入当時(2014年ごろ)は他社との比較をするまでもないくらいセキュアSAMBAのコストパフォーマンスが高く、大容量で大きなデータのやり取りができたので深く比較はしなかったです。
セキュアSAMBA導入後の効果を教えてください
平林様:現在15~6アカウント発行しており、主に営業とクリエイティブ部門の人に使ってもらっています。全員が入れるフォルダと各部門の人しか入れないフォルダを作って権限設定も活用しています。以前まで、お客様とやり取りするデータが重くて共有できなかった時は、印刷したものを手で持って行って共有していましたが、今はデータをセキュアSAMBAに入れておいてお客様に見に来てもらうので手間が無くなったりエビデンスが残せるようになりました。セキュアSAMBAを使い始めるまではファイルのアップロードやダウンロードのスピードを心配していましたが、実際使い始めてみるとすぐにその心配はなかったと安心しましたね。社内でサーバーを立てていた時は、トラブルが起きると外出していても一回社内に戻ってきてテストしたり、こちらで全て原因を探り対応しなければなりませんでしたが、今は「セキュアSAMBAにアクセスできないんですけど」と連絡が来ても、「こちらではアクセスできるので御社のネットワークの影響かもしれません」とすぐに原因の切り分けができるようになり、運用コストが削減されたのは実感しています。
セキュアSAMBAの利用をどのようにして社内に促進しましたか?
平林様:クリエイティブ部門の人はもともと社内サーバーや別のオンラインストレージを使って仕事をしていてもらっていたのでセキュアSAMBA導入後もすぐに使ってくれました。ただ、営業に対しては半年~1年くらいかかりましたね。その間は口を酸っぱくして利用を促してました。トップダウンで言うだけでなく、クリエイティブ部門の人からも言ってもらってだんだんと社内で利用が広まっていきましたよ。クリエイティブの人と営業の人で同じデータを共有することがあるんですが、そのデータをセキュアSAMBAで共有してもらってお互い見てもらうことで営業にも利用が広まっていきました。
セキュアSAMBAに対する要望とご感想について
平林様:不便だと思うところはないんですけど、クリエイティブやられている人はMacOSを使っていることが多いので、MacOSのアップデートに付いていくタイミングがもう少し早いと嬉しいですね。業界内でもWindowsの利用は増えてますけど、写真を修整したりするとなるとどうしてもMacOSのほうがきれいなので。
そうはいってもセキュアSAMBAは導入当時から大きなアップデートもなく運用されてて、いまだに陳腐化されていないというのは当時飛びぬけて良いサービスだったからだと思います。自分たちがやりたい一番近いものを選べばいいと思っていて、100%を求めたら作るしかないと思います。コストパフォーマンスで考えるとセキュアSAMBAを導入して良かったです。