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メールセキュリティ対策で有効な方法とメールセキュリティ対策の必要性

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目次

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    進化するマルウェア攻撃、狙われやすいメール経路を守るためには?

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    メールセキュリティ対策にはさまざまな種類や方法があり、リスクの内容により施すべきセキュリティ対策は変わります。

    適切なメールセキュリティ対策の方法を取り入れていないと、リスクに対して効果を発揮できない可能性が考えられるためです。

    また、メールセキュリティ対策がおこなわれていないと、情報漏えいやPC動作不良などの重大なトラブルにつながる可能性が考えられます。

    企業が安心して事業を継続できるように、適切なメールセキュリティ対策を取り入れるようにしていきましょう。

    メールセキュリティ対策の必要性とは?

    メールセキュリティの対策をおこなうことは、安全に事業を継続するためにも必要です。

    ビジネスシーンでメールのやりとりをする場合には、業務連絡のみではなく、機密情報を含む文章やファイルのやりとりをすることもあるでしょう。

    メールセキュリティ対策ができていないと、主に情報漏えいリスクやウイルス感染リスクにさらされる状態となります。

    情報漏えいが起こると、不正な請求などで金銭の搾取がおこなわれる可能性や、場合によっては会社の存続をおびやかすような重大なトラブルにも発展しかねません。

    また、メールを経由してウイルスに感染すれば、PCの動作などに支障をきたすなど業務の進行や継続が難しくなる可能性も考えられます。

    企業をリスクから守り安全に事業を継続させ続けるために、メールセキュリティ対策は必要だと言えるでしょう。

    メールセキュリティ対策でどのようなリスクを減らせる?

    メールセキュリティ対策では、主に情報漏えいのリスクを減らせます。

    そもそもメール攻撃で狙われている事柄は、大きく分けて以下の3つあると考えられます。

    • 機密情報流出
    • 金銭搾取
    • 業務妨害

    情報漏えいそのものが大きなトラブルとなる場合もありますが、情報漏えいから金銭搾取・業務妨害などにつながる場合もあります。

    金銭搾取はフィッシングメールや脅しとして金銭を要求してくる場合があり、仮に金銭を払ったとしても解決される保証もないので大きなトラブルにつながります。

    また、ウイルスを送る、スパム行為をしてくること自体が業務妨害ともいえますが、流出した情報や攻撃された結果から、情報の改ざんや嘘の情報を流布するなどのリスクも考えられるでしょう。

    メールセキュリティ対策をおこなうことで、これらのトラブルにつながるきっかけになる情報漏えいリスクを減らし、企業を守ることにつながります。

    メールセキュリティ対策が必要なリスクの種類

    メールセキュリティ対策を適切に施すためには、どのような種類のリスクがあるのかを知ることが重要であると考えられます。

    まずはメールセキュリティ対策が必要なリスクの種類を確認していきましょう。

    マルウェア感染

    マルウェアとはコンピューターウイルス(ウイルス)やスパムウェア、トロイの木馬、ワームなど、悪意のあるプログラムまたはソフトウェアの総称です。

    マルウェア感染の方法はさまざまで、以下のような方法で感染させられます。

    • 添付ファイルにマルウェアを仕掛けて開封後感染
    • htmlメールにつけられたアプレットタグから感染
    • 本文のURLから危険なwebサイトに誘導させられマルウェアに感染

    html形式のメールは「サイトを作るときのような言語形式で作成されたメール」のため、不正動作をさせるための言語を忍び込ませることが可能です。

    また、危険なWebサイトに遷移してしまった場合、Webサイトにアクセスしただけでマルウェアを送り込まれる場合もあります。

    マルウェアに感染すると、PC自体の動作不良などを起こして業務妨害をおこなわれる可能性や、情報搾取される危険性などが考えられるでしょう。

    本物に偽装したメール送付

    いわゆる「なりすましメール」など、本物の取引先などに偽装したメールが送付されることがあります。

    メール内URLでリンク先に遷移させられ個人情報を抜き取られることや、不当な請求をおこなわれるなどの被害が考えられるのです。

    中でもターゲットを絞って内容を変えて送付されるメールは「スピアメール(標的を定めた攻撃)」と呼ばれ、いかにも自分宛のような内容がゆえに不審メールだと気づけないケースもあります。

    機密情報の搾取や、不正な請求書の送付で金銭搾取の可能性が考えられるでしょう。

    フィッシングサイト誘導

    フィッシングサイトとは、個人情報や機密情報を搾取するためにつくられた、偽サイトのことです。

    ビジネスシーンで特に危険なのは、銀行口座やクレジットカード情報を盗み取られることや、ログインIDとパスワードの流出などだと考えられます。

    搾取された情報を利用して、金銭的な危害を加えられるなどのリスクが考えられるでしょう。

    ワンクリック詐欺

    ワンクリック詐欺は、メール本文のURLや遷移ボタンなどをクリックさせ、情報の搾取をおこなうものです。

    なりすましメールが送付され、言葉巧みな文面でメール本文に記載のURLなどをクリックするよう誘導されます。

    遷移後は情報搾取サイト(フィッシングサイト)などに接続され、画面の指示通りにクレジットカード情報や個人情報の入力をしてしまうと、情報の流出になってしまうのです。

    クレジットカードでの不正な支払い、不正な請求書を送り付けられたのちに金銭搾取、電話で詐欺をおこなわれ金銭を騙し取られる可能性につながるリスクだといえるでしょう。

    偽Wi-Fiでメール情報搾取

    外出先などで情報搾取目的の偽Wi-Fiに誤って接続してしまうと、個人情報やメール情報がすべて搾取されるケースがあります。

    メール情報が流出してしまうので、メールの内容から添付ファイルまですべて情報漏えいする可能性が高まるのです。

    偽Wi-Fiやアクセスポイントに接続しないような対策が必要だといえるでしょう。

    メールセキュリティ対策の方法7選

    メールセキュリティ対策が必要なリスクを理解したうえで、実際に必要なメールセキュリティ対策を取り入れましょう。

    メールセキュリティ対策の方法を7つご紹介いたします。

    スパムフィルタ

    スパムフィルタとは、受け取ったメールがスパムであるかを判断するツールです。

    URLやキーワードなどのコンテンツ解析、IPアドレス、配信身元情報などから、スパムか否かが判断されます。

    いわゆる迷惑メールフィルタとも呼ばれ、スパムだと判断されたらメールは迷惑メールに振り分けられます。

    スパムの基準は、使っているメールシステムによりまちまちです。

    添付ファイルの拡張子制限

    メールのリスクの種類でもご紹介したマルウェアですが、マルウェアでよく利用される拡張子がいくつもあります。

    マルウェアの危険がある拡張子のファイルを受信できない設定にすることは、セキュリティ対策として効果的です。

    利用しているメールシステムにより、そもそも特定の拡張子が送受信できない仕様になっている場合と、自身で受信しない拡張子を設定できるメールシステムがあります。

    利用しているメールシステムがどちらを採用しているか確認し、設定が必要であれば設定をするのが望ましいでしょう。

    送信元ドメイン認証チェック

    送信元ドメイン認証チェックとは、メール送信元ドメインが正当であるかを確認できるシステムです。

    ドメイン認証方法として「SPF」「SKIM」「DMARC」「DomainKeys」などの認証システム技術を利用して、正当性の認証をしています。

    各メールシステムにより認証結果方法はさまざまですが、なりすましの可能性を検知した場合、受信したメール内に「なりすましの可能性を示唆した内容」が表示されます。

    「なりすましの可能性があります。」などと表示されていた場合には、なりすましからのフィッシング詐欺・迷惑メールを疑うことができるでしょう。

    メール無害化

    メール無害化とは、受信したメールに不正なプログラムやマルウェアなどがないかを認証し、害のない状態にできる方法です。

    主に以下のような内容で、メール無害化をおこないます。

    • URLのリンクを無効化
    • 本文URLの一部書き換えや削除
    • 添付ファイルの削除
    • HTMLメールをテキストメールに変換

    メール無害化システムが導入されているメールサービスの利用で、メール無害化対策を導入できます。

    メール暗号化

    メール暗号化とは、メールをそのまま送らず、内容を「暗号化」してやりとりする方法です。

    「公開鍵暗号方式」または「秘密鍵暗号方式」という方法を利用して、第三者が内容の閲覧ができないようにしてメールの送受信をおこないます。

    メール暗号化を取り入れるには、対応しているメールシステムを利用する必要があります。

    また、暗号化を解除する際の鍵(パスワード)のやりとりが必要になるため、暗号化解除パスワードを第三者に知られないよう、取り扱いに注意が必要です。

    ウイルス対策ソフト

    ウイルス対策ソフトは、受信したメールなどに対してウイルス検知をおこなうシステムです。

    セキュリティ対策として広く認知されているため、利用しているという方も多いのではないでしょうか。

    ウイルス対策ソフトを導入した場合には「添付ファイルなどのウイルスチェック」や「ウイルス感染した際に周りのPCへ被害を広げにくい」というメリットがあります。

    しかし、ウイルス対策ソフトは、すべてのウイルスに確実に反応するというわけではありません。

    そのため、以下の内容に留意しておく必要があります。

    • パターンが登録されていないマルウェアには反応しない
    • パスワード付ZIPファイルの中身は、ウイルス検知できない可能性が高い

    各ウイルスソフトによって精度の違いや、新たなマルウェア情報のアップデート頻度などに違いがあります。

    ウイルスソフト導入の際には、上記に留意し、サービス内容を精査して導入する必要があるでしょう。

    Wi-Fi自動接続無効化

    Wi-Fiの自動接続無効化は、偽アクセスポイントなどからメール情報の流出を防ぐために有効な方法です。

    Wi-Fi自動接続を無効化すれば、自身が選んだWi-Fiにしか接続できません。

    信用できないWi-Fiに勝手に接続され、情報流出とならないように、Wi-Fi自動接続無効化を設定しましょう。

    メールセキュリティ対策をすればリスクはなくなるのか

    メールセキュリティ対策を適切におこなうことで、セキュリティリスクの可能性を低くできると考えられます。

    しかし、セキュリティ対策も「絶対にリスク回避できる」というものはないのが現状です。

    また、ヒューマンエラーの可能性は拭いきれず、ウイルスや手口など新しい手法も出続けるため、メールのセキュリティ対策をしても完全にリスクをなくすのは難しいといえます。

    より強固なセキュリティ対策としておすすめなのは、適切なメールのセキュリティ対策を続けつつほかのツールも活用していくことです。

    特に情報漏えいを避けたいメール内容は、誤送信対策になりやすいチャットツールの利用や、大切なファイルの共有は、閲覧権限が設けられるなどセキュリティ対策に精通したオンラインストレージでの共有が望ましいでしょう。


                                    

    メールセキュリティ対策とオンラインストレージでリスク回避

    メールはビジネスシーンで多く利用される連絡ツールのため、その分さまざまなセキュリティリスクにさらされやすいのが現状です。

    リスクの種類を理解し、適切なセキュリティ対策を取り入れることが重要だといえるでしょう。

    しかし、メールセキュリティ対策をしていても、セキュリティ面のリスクがある可能性は考慮する必要があります。

    資料やファイルの共有の際は、メールではなくてオンラインストレージなどの安全性の高い方法を併用するのが望ましいといえるでしょう。

    オンラインストレージ「セキュアSAMBA」では、フォルダごとにユーザーのアクセス権限を設定でき、端末認証などの厳重なセキュリティ対策が施されています。

    セキュアSAMBAの通信経路とファイルは暗号化され、いつ・誰が・どのアクセス方法で・何をしたかというログの取得も可能となっています。

    メールセキュリティ対策と併用して、ファイル共有ツールをご検討の際には、強固なセキュリティ対策で安心のセキュアSAMBAをまずは無料で導入してみてはいかがでしょうか。

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