不審なメールに添付ファイルがついている際は、より注意が必要です。
不審なメール添付ファイルにはウイルスが含まれている可能性が非常に高く、個人情報だけでなく機密情報まで漏洩してしまう恐れがあります。
不審なメールや不審なファイルだと見抜ければ問題はないかもしれませんが、フィッシングメールなど不審なメールやファイルも巧妙化されてきています。
不審なメール添付ファイルのリスクや見つける方法について確認し、不審なメール添付ファイルによる被害を防ぎましょう。
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不審なメール添付ファイルの特徴とは?
不審なメールに添付されたファイルには、以下の特徴があります。
- 一般的に使われていないファイル形式を使用している(.exe/.batなど)
- ファイル名が英数字の羅列
添付ファイルが怪しいと感じた場合は、開くことはせずに即削除することを徹底しましょう。
たとえ送信者が取引先などの知っている人だとしても、上記の特徴があるファイルが添付されている場合は危険です。
また、不審なメールは本文や件名などの文章がおかしいようなわかりやすいものもあり、そのようなものであれば見分けるのは難しくはないでしょう。
迷惑メールやスパムメール、フィッシングメールの類の被害は多く、その見た目も内容も巧妙になっていて不審なメールと思わなかったということもあるかもしれません。
しかし、不審なメールではないと思ったとしても安易に添付ファイルを開くのは控えた方がいいでしょう。
不審なメール添付ファイルによるリスク
不審なメール添付ファイルには、どのようなリスクが考えられるでしょうか。
不審なメール添付ファイルのリスクについて確認し、被害を防ぎましょう。
情報漏洩の発生
不審な添付ファイルをダウンロードすることで、添付ファイルに組み込まれたスパイウェアなどにより情報が漏洩する恐れがあります。
スパイウェアとは、コンピューター内部にインストールされることで個人の動きがインターネットを通じて監視され、個人情報を収集するウイルスのことです。
個人の動きを監視されるため、閲覧するサイトやパソコン上の動きを全て見られる危険度の高いウイルスであり、さらにスパイウェアは「知らない間」に盗聴されるところが特徴となります。
不審なファイルすべてにスパイウェアが組み込まれているわけではありませんが、組み込まれている可能性は高いでしょう。
そのため、不審なファイルをダウンロードすることで簡単に情報が漏洩する可能性もあります。
コンピューターの内部破壊
不審なファイルをダウンロードすることで、内部に組み込まれているマルウェアやランサムウェアは、種類によっては非常に難解なプログラムが施されている可能性があります。
インストールされることで、パソコン内のファイルやデータを暗号化し、ユーザーが使えないようにすることで、コンピューターの内部破壊が起こることもあるでしょう。
あくまでも、パソコンの機能が損なわれるものであり、物理的な破壊が行われるわけではありません。
しかし、アクセスできないことで情報を人質として身代金を要求する事件に巻き込まれることもあるため、注意しましょう。
ウイルスの拡散
ウイルスが組み込まれたファイルをインストールすることでウイルスに感染し、あらゆる媒体へ拡散されることもあります。
ウイルスの拡散は、自身だけではなく多くの人の迷惑にも繋がるため、会社全体で防がなければなりません。
自分自身のパソコンを足場に、ウイルスが拡大する一助となるのを防ぐためにも、不審なファイルを見つけたら即削除することが大切です。
不審なメール添付ファイルを見つけ出す方法
不審なメールや添付ファイルを見つけ出すには、どのような方法があるのでしょうか。
方法について確認し、不審なメール添付ファイル見つけ出しましょう。
送信者の宛先を確認
送信者の宛先を確認することを習慣にしましょう。
送信者のアドレスが知らないアドレスであったり、公式のアドレスとは異なる場合、悪意ある人間から送られてきたメールである可能性が高いです。
見知らぬ人からメールを送られた場合は、添付ファイルも危険なため、即削除しましょう。
内容だけではなく件名も確認
送信者の宛先が仮に知っている人だとしても安心はできません。
なぜなら、乗っ取られている可能性もあるからです。
まずは、本文を確認し、文章におかしな部分がないか確認してください。
本文だけではなく、件名の確認も大切です。
件名に「Re:」など、明らかに返信のメールではないのに返信風を装っている場合、乗っ取りの可能性が非常に高いため、即削除しましょう。
近年はemotetなどが流行しており、取引先のメールを盗聴し偽装メールを送信することが流行しています。
送信者が知っている人だからと安心し、添付ファイルをダウンロードしては後の祭りです。
内容だけではなく件名も確認し、不審な点がないか確認しましょう。
添付ファイルの拡張子を確認
添付ファイルの拡張子が一般的な拡張子かどうか確認しましょう。
たとえば、以下の拡張子の場合は不審なファイルである可能性が高いため、即削除することをおすすめします。
- .exe
- .bat
- .scr
- .zip
- .rar
zipファイルを送信する人は多いですが、zipファイルにもウイルスが組み込まれる可能性があるため、メールに添付されている場合は危険なファイルです。
できる限り、取引先とのやりとりにzipファイルを使用することを控えれば、不審なファイルをダウンロードすることを防ぐことができます。
送信者に確認してみる
送信者のアドレスも、本文も件名も不審な点がないにも関わらず、添付されたファイルの拡張子がおかしかったり、セキュリティソフトが反応した場合は、送信者に確認しましょう。
この際、メールで確認すると、仮に乗っ取られているメールの場合第三者にも伝わってしまうため意味がありません。
できる限り電話で直接本人に連絡し、「本人が送信したファイルで間違いないか」確認することが大切です。
不審なメール添付ファイルを対策する方法
不審なメール添付ファイルによる被害を防ぐためには、どのような対策をするべきでしょうか。
不審なメール添付ファイルへの対策法について確認しましょう。
アンチウイルスソフトを導入
アンチウイルスソフトを導入し、不審なファイルが危険なものか否かを確認するようにしましょう。
また、勝手にダウンロードされるのを防ぐことで、知らないうちに被害にあうことを防ぐこともできます。
アンチウイルスソフトには初期費用やランニングコストもかかりますが、パソコンを危険な状態に晒さないためにも重要です。
本人が知らない間にダウンロードすることもあるため、警戒心を強めるためにも導入を検討しましょう。
メールのフィルタリングを適用する
メールには迷惑メールなどを振り分けるフィルタリング機能があります。
不審なファイルが添付されているメールの宛先は、ドメインが不審な場合も多いです。
そのため、あらかじめフィルタリングを適用させ、不審なメール自体届くことを防ぎましょう。
しかし、中には知っている人のアドレスを乗っ取り送信してくることもあります。
その場合はフィルタリングで防ぐことができないため、件名を見て判断することが大切です。
開かずに即削除する
不審な添付ファイルがある場合は、メールごと削除することをおすすめします。
中には本物の取引先から送信されていることもありますが、メールでの添付ファイルを禁止にし、添付ファイルがついているメールは削除する方針にすれば、問題ありません。
たとえ悪意ある人ではなくとも、パソコンにウイルスが感染しており感染したままメールが送信されていることもあり危険です。
そのため、メールによるファイルのやり取りは禁止にし、添付ファイルがついている場合は削除することを徹底させましょう。
送信者へ報告する
送信者が乗っ取られていた場合、送信者に報告することも大切です。
送信者自身、メールが送られていることに気づいていないため、報告することで送信者自身が対策をすることも必要になります。
乗っ取られている事実を知らなければ、大きな被害に及ぶ可能性もあるため、一人で解決するのではなく全員で周知し、解決することが大切です。
社内で共有する
社内で実際にあったメールを共有し、注意喚起しましょう。
自分自身が対策を行っていても、他の社員が対策しなければ意味がありません。
社内全員に共有することで、他人事ではなく私事として捉えることができ、対策することができます。
共有する際は、送信されてきたメールや添付ファイルなどを具体的に見せることで、全員の注意喚起となるため、報告する人は具体性をもった説明を心がけるようにしましょう。
不審なメール添付ファイルを開いた際の対処法
不審なメール添付ファイルに気を付けていても、開いてしまうこともあるでしょう。
不審なメール添付ファイルを開いた際の対処法を見ていきましょう。
コンピューターをシャットダウンする
ファイルをダウンロードやインストールしてしまった場合、まずはコンピューターをシャットダウンしましょう。
ウイルスが組み込まれていた場合、コンピューターをシャットダウンすることで拡散することを防ぐことができます。
また、インターネットを通じて盗聴するスパイウェアもシャットダウンされればそれ以上のことができません。
まずは一度シャットダウンし、ウイルスが拡散するのを防ぐことが大切です。
ネットワークから外す
ネットワークから外すことも基本的な対策方法です。
ネットワークにつながったままだとウイルス感染が進んでしまったり、ネットワーク上のデバイスなどにも影響を及ぼしてしまうかもしれません。
また、接続しているネットワーク自体にも被害が及ぶ可能性すらあります。
コンピューターをシャットダウンするのと同時にネットワークからも外すことも行っておくといいでしょう。
セキュリティソフトでスキャンする
セキュリティソフトを立ち上げて、コンピューターをスキャンしましょう。
スキャンすることで検出されたウイルスを削除することができます。
どのようなウイルスが組み込まれているかは不明ですが、まずはウイルスを削除し、パソコンを安全な状態にすることが、応急処置として求められるものと言えるでしょう。
バックアップを行う
ウイルスがダウンロードされることでファイルやデータが破壊される恐れがあります。
大切なデータやファイルは、まずバックアップを行いましょう。
オンラインストレージなどを利用している場合は、緊急避難先としてとりあえず保管し、その後にパソコンをシャットダウンするなどして被害を最小限に押さえることができます。
不審な添付ファイルの中には、ウイルスが組み込まれていない場合もありますが、何が起こるかは分かりません。
最悪な事態も予想した上で、まずは大切なデータを保護することを先決させ動きましょう。
不審なメール添付ファイルのリスク軽減にオンラインストレージ
不審なメール添付ファイルは危険なものも多く、気を付けなければなりません。
無意識のうちにダウンロードすれば、パソコンの内部が破壊されたり、情報が漏洩するなどの事態に陥るでしょう。
ファイル共有をメールでおこなうことで、「ファイルが添付されている=ファイルの共有」と認識してしまうことが、不審なメール添付ファイルの危険なところです。
そのため、そもそものファイルのやりとりをメールではせずに、オンラインストレージなどを利用しておけば、不審なメール添付ファイルの被害を抑えることができます。
セキュアSAMBAはセキュリティ面に高い評価があるオンラインストレージで、操作性もシンプルなため、社内や取引先とのファイル共有を容易に行えます。
不審なメールに添付されているファイルは、年々巧妙化しており簡単には気づけなくなっています。
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