企業がオンラインストレージの導入を検討する際、どのくらいの容量を選べばよいのか悩むこともあるでしょう。
導入後に容量の過不足が明らかになった場合は、プラン変更が必要になり手間や時間がかかるため、あらかじめ最適な容量を見極めることは重要なポイントです。
バックアップデータや動画など、容量の大きなファイルを多数保存したい場合に検討すべきなのが、2TBなどの大容量プランです。
2TBとは具体的にどのくらいの容量なのか、オンラインストレージで2TBの容量が必要な企業の特徴について、わかりやすく解説します。
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2TBのオンラインストレージで保存できるもの
TB(テラバイト)は情報量を表す単位のひとつです。
2TBをより細かい単位に直すと以下のようになります。
2TB(テラバイト) = 2,000GB(ギガバイト) = 2,000,000MB(メガバイト)
容量64GBの一般的なスマートフォンであれば約31台分、256GBのノートPCであれば約8台分に換算できます。
オンラインストレージが2TBの容量で十分かどうかは、業務でどのような容量のデータを扱うことが多いのかというポイントから考える必要があります。
10GBのバックアップファイルなら200点
ファイルサーバーやPCなどのバックアップを複数台、複数世代でとるため、バックアップファイルの保存先として大容量のオンラインストレージを導入する企業もあります。
バックアップファイルのサイズは、バックアップの対象となるデータの量や取得形式などによってさまざまです。
1回分のバックアップファイルを仮に10GBとすると、2TBのオンラインストレージには約200回分保存できます。
5MBのPDFなら40万点
図面やマニュアルなどの資料、スキャンした書類の保存などに用いられるPDFは、ページ数や含まれる画像の数などによってデータ量が大きく異なります。
PDFファイル1点のサイズを仮に5MBとすると、2TBのオンラインストレージには約40万点保存できます。
1,200万画素・4.5MBの画像なら44万点
画像は、画素数によって1枚のデータ量が異なります。
一般的に、スマートフォンで撮影したものは800万~2,000万画素、デジタルカメラで撮影したものは1,200万~2,400万画素といわれています。
1,200万画素の画像であれば1枚あたり約4.5MBのデータ量で、2TBの容量があれば約44万4,000枚保存することができます。
フルHD・30分・4GBの動画なら500点
動画の場合は解像度に加え、時間の長さによってもデータ量が異なります。
フルHDと呼ばれる1,920×1,080ピクセルの動画の場合、一般的には30分の長さで約4GBの容量になるといわれており、2TBの容量で約500点保存することができます。
1MBのExcelやWordなら200万点
ビジネスシーンでの利用が多いExcelやWordは、挿入画像の数や入力データの量、シートの枚数などによりデータ量が大きく異なります。
1シートに印刷用紙1枚分ほどの数値や文字列が入力されているだけのExcelファイルであれば100KB(0.1MB)に満たないものもありますが、複数のシートにさまざまなデータを入力している管理台帳のようなExcelの場合は10MBを超えることもあります。
また、文字入力が中心の5ページ以下のWordファイルでは、1MBを超えることは多くないでしょう。
Excel・Wordのファイルサイズを仮に1MBとすると、2TBの容量に対して約200万点保存することができます。
オンラインストレージで2TBの容量を必要とする企業の特徴
業務で扱うデータの種類や量、オンラインストレージを利用する目的によって、企業がオンラインストレージに求める容量は変わります。
オンラインストレージの利用において2TBの容量が必要な企業の特徴をみていきましょう。
動画・画像・図面など容量の大きなファイルを扱う
画像や動画、10MBを超えるPDFやExcelなどのファイルを毎月大量に作成する場合は、2TBの容量を確保しておくと安心です。
図面を多く取り扱う企業や、画素数や解像度が高い動画にこだわる企業、顧客や案件ごとにフォルダやファイルを作成する企業が該当するでしょう。
バックアップを頻繁にとる
オンラインストレージの用途のひとつに、ファイルサーバーやシステム、PCなどのバックアップデータの保存先として活用する方法があります。
バックアップ対象となる機器が多い場合や、ファイルバックアップを複数世代保存したい場合、アプリケーションやユーザー設定などシステム全体を網羅するイメージバックアップを頻繁におこないたい場合は、2TBの容量が必要になることがあります。
ファイルの作成が多く、整理や削除をしない
毎月新しく作成されるファイルの量が多くても、データの削除やフォルダの整理を頻繁におこなう場合は、オンラインストレージの容量を削減できます。
しかし、ファイルの作成が多いが整理は基本的におこなわない、削除はせず蓄積していくことを前提としているなどの場合は、2TBのような大きな容量が必要になるでしょう。
書類の電子化を進めている
紙で保存していた書類をデジタルファイルに変換する書類電子化では、膨大な量のデータが作成されるため、その保存先が必要になります。
また、書類電子化を進めている企業では、新たに作成する業務上の資料も基本的にはデジタルデータとなり、それらもあわせて保存できる容量が求められます。
そのため、企業が扱う書類の量によっては2TBのオンラインストレージが必要になる場合があります。
2TBのオンラインストレージの選び方
企業が業務に利用するオンラインストレージを選ぶ際は、容量に関わらず、利用目的に適した操作性や十分なセキュリティ機能を備えているかを確認することが大切です。
容量の大きなオンラインストレージを検討している場合は、これに加えて、自社に最も適したストレージ容量を考え、導入後にプラン変更や容量追加をおこなう手間を省くことも重要です。
自社にとって2TBのオンラインストレージが最も適した容量なのかという点は、以下のポイントをもとに考えるとよいでしょう。
現在のストレージの使用量やひと月の増加量を確認する
ファイルサーバーやPCに保存している現在のデータ量から、必要なオンラインストレージの容量を考えることができます。
現在ストレージに保存しているデータを、そのままオンラインストレージに移行したい場合、現在のデータ量が2TBにおさまることが大切なのはもちろん、毎月どのくらいのデータが増えていくかを想定することも必要です。
現在利用しているストレージの容量の記録を毎月取得したり、月別フォルダに保存されているデータの量を確認したりして、一定期間にどのくらいのデータ量が増えているかをあきらかにできます。
この情報をもとに、1年~3年ほどの継続的なデータ増加に、2TBの容量で対応できるかどうかを考えるとよいでしょう。
オンラインストレージに移行したいデータをまとめる
画像や動画ファイルのみ、PDFやバックアップファイルのみ、特定の年度のファイルのみなど、一部のデータに限定してオンラインストレージへの移行を考えている場合もあるでしょう。
特定のデータの合計量は、移行したいデータをひとつのフォルダにまとめて、そのサイズを確認することで簡単に求められます。
移行したいデータが各部署や拠点のサーバーやフォルダに横断して存在する場合は、それぞれにデータの容量を申告してもらい、Excelなどで管理、計算することも可能でしょう。
2TBのオンラインストレージならセキュアSAMBA
2TBのオンラインストレージには、10GBのバックアップファイルなら約200点、30分のフルHD動画なら約500点、5MBのPDFなら約40万点を保存することができます。
複数のサーバーやPCで複数世代のバックアップをとりたい企業、サイズの大きな動画やPDFを多く扱う企業は、2TBのオンラインストレージの利用を検討してみるとよいでしょう。
オンラインストレージを選ぶ際は、容量の大きなファイルでもデータ通信やファイル共有がスムーズにおこなえるか、セキュリティや操作性が優れているかなどの点を確認しましょう。
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