インターネットが益々普及し、様々なサービスがオンライン化されていく中で、不正ログインという問題が頻発しています。
不正ログインされたらどのような被害が起こるのか、その対策はどのようにすべきなのか、具体的な対処法について解説します。
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不正ログインとは?
不正ログインとは、ユーザー自身ではない第三者が、許可なくユーザーのアカウントにログインする行為を指します。
ユーザーが詐欺的なウェブサイトやメールに騙され、自身のログイン情報を誤って第三者に提供してしまう場合、その情報を使って不正ログインが行われる可能性があります。
また、パスワードが簡単すぎる場合や、何らかの方法で第三者に漏洩した場合、そのパスワードを用いて不正ログインが行われる可能性があります。
さらに、システムのセキュリティに脆弱性が存在すると、攻撃者はその脆弱性を悪用して不正ログインする事例もあります。
不正ログインされたらと考えて対策をする必要性
不正ログインされたら、個人情報の漏洩やデータの改ざん、場合によっては身に覚えのない行為による法的トラブルを引き起こす可能性があります。
不正ログインを防ぐための対策を解説します。
強力なパスワードの使用
パスワードは、8文字以上のものを使用し、英大文字、英小文字、数字、記号など複数の文字種を組み合わせることが推奨されます。
二要素認証
二要素認証とは、ユーザーが自分自身であることを証明するためのセキュリティ対策で、通常のユーザー名とパスワードに加えて、2つ目の認証要素を必要とします。
認証要素候補の1つ目は、何かを所持している要素になります。
これは通常、スマートフォンなどユーザーが所有する特定のデバイスを指します。
例えば、特定のデバイスに送信される一時的な認証コードを入力することで認証を行う方法がこれに該当します。
認証要素候補の2つ目は、何かを知っている要素になります。
これは通常、パスワードやPIN、母の旧姓は何ですか?のような特定の質問など、ユーザーだけが知っている情報を指します。
認証要素候補の3つ目は、何かを有している要素になります。
これは指紋認証や顔認証など生体認証による認証を指します。
これらはユーザーの身体的特徴を利用した認証方法で、偽造が非常に難しいという特徴があります。
二要素認証は、パスワードが漏洩したり推測されたりしても、2つ目の要素がなければログインできないため、最も有効な対策です。
ログイン活動の監視と通知
不正なログインを試みる行為や、異常なログイン活動を監視することで、検知した際に通知を受け取ることができます。
IP制限やホワイトリスト
特定のIPアドレスからのみログインを許可する、あるいは特定のIPアドレスからのログインをブロックすることができます。
セキュリティソフトウェアの利用
ウイルス対策ソフトやファイアウォールを利用することで、不正ログインの試みを防ぐことができます。
セキュリティポリシーの普及と従業員への啓発
不正ログインのリスクや対策について、従業員全員が理解していることが重要です。
セキュリティトレーニングの実施
従業員に対して定期的なセキュリティトレーニングを実施し、常に最新の情報と知識を持つようにします。
フィッシング詐欺の警戒と対策
フィッシング詐欺によって個人情報が盗まれることがあります。
そのため、メールなどの通信には常に警戒心を持つ必要があります。
不正ログインされたら想定されるリスクや被害
不正ログインされたらどのようなリスクや被害が発生する可能性があるのかを確認していきましょう。
データの盗難または漏洩
不正ログインにより、重要な個人情報や企業データが第三者に盗まれたり、公に漏洩する可能性があります。
アカウント乗っ取り
不正ログインされたアカウントは乗っ取られ、本来のユーザーがアカウントにアクセスできなくなる可能性があります。
マルウェアの拡散:
不正ログインにより、マルウェアがシステム内に拡散し、更なる被害を引き起こす可能性があります。
金銭的な被害
不正ログインにより、盗まれたクレジットカード情報等を使った不正な取引が行われ、金銭的な被害を受ける可能性があります。
イメージや信頼の損失
不正ログインによる情報漏洩は、企業のイメージや信頼を大きく損なう可能性があります。
不正ログインされたらと思ったときの確認方法
不正ログインされたらと思ったときの確認はどうすればよいのでしょうか。
不正ログインのされたらと疑いがある場合の確認方法について解説します。
ログインユーザーの確認
アカウントにログインしたユーザーの名前やメールアドレスを確認します。
ログインした覚えがないのに自分のアカウントからログインの形跡がある場合は、不正ログインの可能性を示しています。
ログインの失敗履歴の確認
連続してログインに失敗するという記録がないかを確認します。
連続したログイン失敗が見られる場合、不正なログイン試行があった可能性を示しています。
ログイン元のアクセスデバイスの確認
自分が使用していないデバイスからのログイン記録がないかを確認します。
自分が利用していないデバイスからのログインが見られる場合、不正ログインの可能性を示しています。
ログイン元のIPアドレスの確認
自分が利用していないIPアドレスからのログイン記録がないかを確認します。
自分が利用していない場所からのIPアドレスがログに見られる場合、不正ログインの可能性を示しています。
アクセス日時の確認
自分がログインしていない日時にログイン記録がないかを確認します。
自分がログインしていない時刻にアクセスがあった場合、不正ログインの可能性を示しています。
操作履歴の確認
自分が行っていない操作が記録されていないかを確認します。
自分が行っていない操作が見られる場合、不正ログインの可能性を示しています。
不正ログインされたらするべき対応手順
不正ログインされたら適切な対応をしなければ被害が拡大してしまいます。
不正ログインされたらするべき対応手順を見ていきましょう。
ネットワークの切断
不正ログインが検出された場合、最初に行うべき対応の一つがネットワークからの切断です。
攻撃者がさらなるダメージを与えるのを防ぐために重要なことなので必ず行うようにしてください。
有線LANの場合はLANケーブルを抜き、無線LANの場合は機能を無効化するか切断しましょう。
無線LANで切断する場合は、時間経過で自動接続されないように注意する必要があります。
不正ログインの報告とセキュリティチームへの連絡
不正ログインの疑いがある場合は、すぐにセキュリティチームやIT部門に報告します。
ログイン履歴の確認
ログイン履歴を確認し、不正ログインの痕跡を探します。
パスワードの変更
パスワードが漏洩した可能性がある場合は、直ちにパスワードを変更します。
OSやパターンファイルの最新化
オペレーティングシステムやセキュリティソフトのパターンファイルを最新の状態に更新します。
不正ログインについて正しく理解して予防策に努めよう
不正ログインは個人や企業のセキュリティを脅かす大きな問題です。
しかし、適切な知識と予防策を持つことで、そのリスクを軽減することが可能です。
一人一人がセキュリティについて理解を深め、日々の対策に取り組むことが大切です。
不正アクセス対策のひとつとしてセキュリティ性が高いオンラインストレージサービスを利用することも有効です。
オンラインストレージサービスであるセキュアSAMBAは、すべての通信とファイルが暗号化されているため、安心して利用できます。
アクセス権の設定はもちろん、IPアドレスや端末の制限、パスワードポリシーの設定などセキュリティ機能が豊富です。
また、reCAPTCHA認証や二段階認証も可能で、万が一の場合や抑止力のためのログ管理機能も備わっています。
不正ログイン対策として、ファイルやデータのやり取りには無料から使えるセキュアSAMBAの利用を検討してみてはいかがでしょうか。