パソコンからのデータ流出は、さまざまな原因で起こる身近なリスクです。
データが流出してしまうと、個人情報の悪用や金銭的な損失、企業の信用低下など多くのリスクがあります。
パソコンからのデータ流出の原因と対策法を確認していきましょう。
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パソコンからのデータ流出とは
パソコンからのデータ流出とは、個人や企業の重要な情報が、パソコンから意図しない形で外部へ漏れることです。
データ流出は、紛失・盗難や不適切な廃棄、誤操作、セキュリティ対策の不備など、多岐にわたる原因により発生します。
データ流出が起こると、個人や企業には、直接的または間接的にさまざまな損害が生じます。
そのため、データ流出の原因を理解し、適切なセキュリティ対策を実施することが重要です。
パソコンからのデータ流出のリスク
パソコンからのデータ流出のリスクにはどのようなものがあるのかを確認していきましょう。
個人情報の不正利用
パソコンからのデータ流出によるリスクとして大きいものは、個人情報の不正利用です。
流出した情報が悪意ある人の手に渡ると、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、さらには銀行口座情報やクレジットカード番号などが不正に使用されます。
個人情報が悪用されると、身に覚えのないクレジットカード請求や悪質な勧誘、自分の名義を騙った詐欺行為などが行われる可能性があります。
金銭的な被害
金銭的な被害もパソコンからのデータ流出による大きなリスクです。
銀行口座情報やクレジットカード情報が流出した場合、不正な取引に使われる可能性があり、直接的な金銭的損失を引き起こします。
また、企業の場合、営業秘密や重要な業務情報が流出すると競争力が低下し、ビジネスの機会損失や企業価値の低下につながるでしょう。
さらに、データ流出が発覚した際の対応コストや訴訟費用、事後のセキュリティ強化にも大きな費用がかかる場合もあります。
企業の信用低下
企業の場合、データ流出による信用低下も重大なリスクです。
顧客データや企業秘密が流出した場合、企業はその情報管理能力に疑問を持たれます。
また、データ流出がメディアやSNSでとりあげられると、法的・社会的な制裁が下されるでしょう。
これにより顧客だけでなく、取引先や投資家からの信頼を失えば、企業のブランドイメージや市場価値を損なうことにつながります。
パソコンからのデータ流出の原因
パソコンからのデータ流出は、事故や不注意、外部からの攻撃などさまざまな原因で発生します。
適切に対策するためには原因を知ることが欠かせません。
代表的なパソコンからのデータ流出原因を見ていきましょう。
紛失や盗難
パソコンからのデータ流出のおもな原因は、紛失や盗難による物理的な流出です。
たとえば、ノートパソコンやUSBメモリの入ったカバンを電車に置き忘れた場合、悪意のある人に拾われてしまうと悪用される可能性があります。
特に、データに暗号化やパスワードが設定されていない場合には、個人情報や企業データの閲覧が容易です。
これにより、個人情報の不正利用や企業秘密の流出などのリスクが高まります。
不適切な廃棄
パソコンや外部記憶媒体の不適切な廃棄も、データ流出の原因になります。
パソコンや外部記憶媒体を廃棄する場合、保存されているデータを単に削除しただけでは、特殊なソフトなどで復元が可能です。
そのため、記憶装置を破壊したり、専用のツールで完全に消去したりする必要があります。
これを怠って廃棄すると、次のユーザーや廃棄物を入手した第三者によって復元され、個人情報や企業秘密が流出するリスクが高まります。
誤操作やデータ放置
誤操作やデータの放置も、データ流出の原因になります。
たとえば、誤って重要なデータをメールに添付して送信したり、宛先を誤って送ったりすると、意図しない相手に情報が渡ってしまいます。
また、公共の場所でのリモートワーク中に、パソコンの画面上に重要なデータを開いたまま放置すると、第三者に閲覧される可能性があります。
こうした不注意によるデータ流出も、重大な事態を招く可能性のある危険な行為です。
サイバー攻撃
もちろん、悪意を持った攻撃者によるサイバー攻撃も忘れてはいけません。
たとえば、メールやSMSを使ったフィッシング詐欺は、誰もが被害者になり得る身近なサイバー攻撃です。
リンク先の偽サイトにアクセスし、ID・パスワードやクレジットカード番号などを入力してしまえば、簡単にデータが流出してしまいます。
また、メールに仕掛けられたマルウェアに感染してデータを盗まれたり、フリーWi-Fiを使って通信を盗聴されたりしてデータが流出するケースもあります。
セキュリティ対策の不備
セキュリティ対策の不備は、ここまで紹介したデータ流出原因を誘発するものです。
たとえば、単純なパスワードの使用は、紛失時に容易に端末に侵入されデータが流出する原因となります。
もしパスワードを使い回していると、1つのサービスからの流出により、ほかのサービスにも被害が拡大するリスクが高まるでしょう。
また、ソフトウェアのセキュリティ更新(パッチ)を怠ると、既知の脆弱性を悪用されるリスクが高まります。
適切なセキュリティ対策により、多くのデータ流出を防いだり、被害を小さくしたりすることが可能です。
パソコンからのデータ流出への対策
さまざまな原因からデータ流出は起きる可能性があるため、適切な対策が重要です。
パソコンからのデータ流出への対策方法を見ていきましょう。
パソコンや外部記憶媒体の適切な管理
パソコンや外部記憶媒体の適切な管理は、紛失や盗難、不適切な廃棄に起因するデータ流出を防ぐ基本的な対策です。
具体的には下記のような対策があります。
- パソコンや外部記憶媒体の物理的な安全確保(施錠、監視カメラの設置など)
- 複雑なパスワードを設定し、使用しないときは必ずロック
- 使用後はデータ削除または暗号化する
- 廃棄時にはデータを完全に消去または破壊し、復元できないようにする
これらの対策は個人から企業まで広く適用でき、データ流出の防止に有効です。
OS・ソフトウェアの最新化やセキュリティソフトの導入
OS・ソフトウェアの最新化やセキュリティソフトの導入は、サイバー攻撃からデータを守るための重要な対策です。
具体的には下記のような対策があります。
- OSを常に最新バージョンにアップデート
- OSやソフトウェアのセキュリティパッチを定期的に適用
- セキュリティソフトを導入し、定期的にスキャンする
OSやソフトウェアの最新化は、企業から個人まで、すべてのユーザーが実施すべき対策です。
セキュリティソフトは製品によっては費用がかかるため、扱う情報の重要性に応じて有償・無償を使い分けると良いでしょう。
ITリテラシーの向上
ITリテラシーの向上は、誤操作やデータ放置によるデータ流出をはじめ、あらゆる原因への対策力を高めるのに効果的です。
具体的には下記のような基本的なIT活用の知識を身につけます。
- 信頼性のないメールやウェブサイトからのダウンロードを避ける
- パスワードの安全な管理方法を学ぶ
- 不審なメールやリンクを開かない
- 最新のサイバー攻撃手法や対策方法を学ぶ
ITリテラシーの向上には、最新の情報を得るための継続的な知識習得の取り組みが重要です。
オンラインストレージでパソコンからのデータ流出を防ごう
パソコンからのデータ流出は、紛失・盗難や不適切な廃棄、誤操作、サイバー攻撃など、さまざまな原因で起こる身近なリスクです。
情報機器の適切な管理やOS・ソフトウェアの最新化、セキュリティソフトの導入などの対策を適切に行いましょう。
データ流出を防ぐには、これらの基本的な対策に加えて、クラウド上にデータを保管するオンラインストレージの活用も有効です。
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