オンラインストレージとは
オンラインストレージとは写真や動画、ファイルなどをWeb上のオンラインドライブ・クラウドサーバーに保存・共有できるサービスです。近年では個人・法人問わずオンラインストレージの需要が高まり、様々な要素で比較・検討されています。
オンラインストレージの中で比較的人気が高いのは、個人利用は料金が安いもので、ビジネス利用のは保存容量が大きなものが一例です。オンラインストレージを比較する際には費用だけでなく、速度やセキュリティ面の評判なども含めて比較すべきです。Windowsだけでなくスマホでも使えるアプリがあるかといった点も確認し、オンラインストレージを使いやすさを比較して選ぶことが大切です。
オンラインストレージを比べる際のポイント
オンラインストレージを比較する際には下記のようなポイントを検討すべきです。
比較ポイント①容量
企業がオンラインストレージを使用する際には、個人利用よりも大きな容量をオンラインストレージで共有することが想定されます。そのため、まずはオンラインストレージの容量が十分かを比較することが重要です。比較する際には料金と容量のバランスを見ることが大切です。高価格でTBをこえる容量のオンラインストレージや容量無制限のオンラインストレージが本当に法人に必要なのか、しっかりと比較・検討しましょう。
比較ポイント②使いやすさ
オンラインストレージを比較する際、機能面の使いやすさは確認・比較すべきポイントです。たとえばNASよりも便利なサービスをと考えてオンラインストレージを導入しても、使いこなせなくては意味がありません。オンラインストレージを比較・導入する際には、利用規約などよりも直感的に操作できるかどうかを確認・比較することをおすすめします。
比較ポイント③セキュリティ
オンラインストレージはデータの共有だけでなく、バックアップにも使用されるサービスです。オンラインストレージで長期的にデータを蓄積していくことを考えると、セキュリティ面でも比較・検討すべきです。オンラインストレージへのファイル保存は自動的に同期されますので、どこまで細かくセキュリティ権限を設定できるかもオンラインストレージを比較する際の重要なポイントです。
比較ポイント④サポート
オンラインストレージには国産と外国産のサービスがあり、比較する際には意識すべきポイントです。理由は導入初期やトラブル時に国産オンラインストレージのほうがサポートを受けやすいためです。オンラインストレージは長期的に活用していくサービスだからこそ、法人がビジネスシーンで使う際には料金面のような表面上の使いやすさだけではなく、サポート面についても比較・検討する必要があります。
ファイル転送サービスとの違い
オンラインストレージとファイル転送サービスを比較すると、オンラインストレージのメリットとデメリットがより明確になります。それぞれについて紹介します。
オンラインストレージのメリット
ファイル転送サービスと比較したとき、オンラインストレージのメリットとなるのは、セキュリティ面と記録の部分です。オンラインストレージであれば、ファイルごとの閲覧権限を設定し、だれがそのファイルを開き、編集したかという記録を残すこそができます。オンラインストレージで共有した後のデータを編集できる点も、ファイル転送サービスと比較した際のメリットだといえます。
オンラインストレージのデメリット
オンラインストレージをファイル転送サービスと比較した際のデメリットは、手軽さです。ファイル転送サービスは気軽にデータをアップロードし、必要な相手にURLを送付することで素早くデータを共有できます。
一方でオンラインストレージでは適切な設定をせずにデータを保管すると、共有してはいけない相手にまでデータを共有してしまう恐れがあります。ファイル転送サービスに比べ、ファイル保存と共有時に、比較的手間がかかる点がオンラインストレージのデメリットでしょう。
無料サービスと有料サービスの違い
2019年、2020年、2021年と、オンラインストレージが広まりを見せ、多くの法人に導入されています。オンラインストレージの種類は様々で、GoogleやYahoo、Amazon、Microsoft(OneDrive)、Apple(iCloud)といった有名IT企業によるサービスもあれば、MegaやBoxといった、オンラインストレージサービスが主軸の企業によるサービスもあります。
多くのオンラインストレージを比較し、無料サービスと有料サービスのどちらを導入すべきか悩んでしまう法人もあるでしょう。結論として、オンラインストレージを比較・検討する際にはいきなり有料サービスを導入するよりも、まずは無料サービスや無料トライアルのあるサービスからスタートすることをおすすめします。
いきなり費用のかかる有料サービスを使うのはハードルが高いという場合も無料サービスであれば気軽にいくつかのオンラインストレージを使ってみて、比較することができるでしょう。