利用状況
当社では、開発ソースのデータを保存する方法として、これまでは年に数回の頻度でバックアップデータをオンプレミス環境(社内のハードディスク)に保存しており、それを貸金庫へと保管したり、 外部ストレージサービスを利用するなどして保全策を講じていたが、「保存できる容量が小さい」ことや、 「バックアップにかなりの時間を要してしまう」こと、「リアルタイム性に欠ける」などの問題点が複数あり、 重要データの管理体制に限界を感じていた。
導入理由
上記のことから中小企業向けの価格帯でネットワーク環境も整備されたサービスがないかと商品を探した。
最近の遠隔地バックアップ のトレンドやサービスレベル、価格帯などを把握したうえで具体的な社内検討に入った。
現状では、多くのオンラインストレージサービスに「有償/無償」のプランがそれぞれ用意されている。
スマホ連携や知人紹介によって、無償で利用可能なストレージ容量の増大も可能だが無限に増えていくわけではない。
また、とある会社のオンラインストレージサービスでは、従来からあった無償プランが廃止され、現在利用できる無償プランは、一定期間の利用後にデータが強制消去されるという事実上「お試しプラン」状態となっているところもあった。
「有効なデータ管理・バックアップの手段としてオンラインストレージを選択するのであれば有償プランを選択すべき」と判断し、容量と価格、バックアップ機能に着目してオンラインストレージサービスを検討した。自社の開発データを安全に保管するためのコストと考えれば、より堅固なオンラインストレージほど高額になるのもうなずける。
そんな中、セキュアSAMBAを選んだ理由としては「大容量・低価格」というのが一番のポイント。それだけではなく、営業担当者からの返答が最も迅速で、提案や説明を丁寧に頂けた事も理由の一つとなった。
導入後
セキュアSAMBAの導入後は、当社が抱えていたバックアップに対して、以下の問題が完全に改善された。
- 保存可能な容量
- バックアップ作業にかかる時間
- データのリアルタイム性
企業の財産である開発ソースのデータが、安全にバックアップできているという安心感はとても心強い。また、バックアップ作業にかかる時間が削減された事で、当然ながら開発そのものに割くことのできるリソースの割合が増大し、作業効率の飛躍的な向上につながった。
今後も、このセキュアSAMBAによる安全かつ迅速なデータ管理のもとで開発スピードをあげていく事ができるとみている。
「セキュアSAMBA」開発チームからのコメント
オンラインストレージを使用しておこなうバックアップのメリットは、例えばコンピュータが破損して内部のストレージへの接続が不能となった場合にも、バックアップしておいたデータをオンラインストレージから復帰できるという点にあります。
これは、光学メディアや外付けのハードディスクへのデータ保存と意味合い的には同等ですが、火事や地震などの災害によってコンピュータおよび周辺機器が修復不能な状態まで焼失・破損してしまったり、盗難被害に遭う、といったようなケースも可能性としてゼロではないというのが現状です。上記のような深刻な状況においても「データを取り戻す」という意味でもっとも信頼できるのが、「オンラインストレージへのバックアップ」なのです。
また、セキュアSAMBAには、この「バックアップ」を世代ごとに管理し、保存しておく事ができる機能(有償オプション)がついており、これによって最新の状態より1つ前のバックアップデータが必要となった場合でも、その内容を確認(時には復元)する事ができるため、誤ってデータを削除してしまった場合や、意図しない内容で上書き保存してしまった場合などの非常事態にも対応する事ができるようになりました。