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用語集

サーバー

サーバーとは、データやファイルなどのサービスの受信を要求しているコンピュータ(クライアント)に対して、それらを提供する側の機器のことを意味します。サービスを提供する機能を持つソフトウエア、および同機能を持つハードウエアとしてのコンピュータの両方をサーバーと呼んでいます。両者を区別する場合、ソフトウエアは「サーバープログラム」や「サーバーソフト」、ハードウエアは「サーバーマシン」や「サーバー機」などと呼ぶのが一般的です。

サーバーの種類

サーバーは用途や役割に応じて、さまざまな種類があります。代表的なサーバーの種類に、Webサーバー、DNSサーバー、データベースサーバー、メールサーバー、プリントサーバーなどがあげられます。

Webサーバーの役割は、クライアントが要求しているサイトを表示させるために、必要なデータをブラウザに送信することです。このとき、ブラウザに表示されるドメインには、DNSサーバーが関係しています。数字の羅列であるIPアドレスのままではわかりづらいため、DNSサーバーが「www.◯◯◯.co.jp」のように変換しているのです。

また、サイトの閲覧に必要な情報は、データベースサーバーに格納され、管理されています。膨大な情報がきちんと整理されているため、クライアントに要求に応じた迅速な検索や結果の送信などが可能となります。

メールの送受信にはメールサーバーが使われます。メールサーバーは、受信用・送信用に分かれています。

複数のパソコンでプリンタを利用する場合は、プリンタサーバーが便利です。プリンタサーバーを利用すれば、パソコンとプリンタをつなぐケーブルも必要ありません。

このように、サーバーの種類は、その機能に合わせて「◯◯サーバー」のように呼ばれます。

物理サーバー・仮想サーバーの違い

ハードウエアとして、実体があるサーバーマシンを「物理サーバー」と呼ぶことがあります。この物理サーバーのリソースを論理的に分割し、バーチャルでサーバーを複数台稼働させるのが「仮想化」と呼ばれる技術です。仮想化によって、物理サーバー上で稼働するサーバーは「仮想サーバー」と呼ばれます。

仮想サーバーは、物理サーバーと異なり、名前の通り実体がないサーバーです。しかし、外からは複数のサーバーがそれぞれ独立して稼働しているように見えるのです。仮想サーバーを利用すれば、物理サーバーを複数台用意する必要がなく、コストを抑えられる点が大きなメリットといえます。

一方、独立稼働しているように見えても、大元の物理サーバーに何らかの障害が起きた場合、そのサーバー上で稼働している仮想サーバーすべてに影響が出るというリスクもあります。

仮想サーバーは、別名「論理サーバー」「サーバーインスタンス」などと呼ばれています。

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