1TB以上のオンラインストレージサービス7選! 選び方、価格も一緒に紹介
目次[非表示]
- 1.オンラインストレージの1TBはどのくらいの容量?
- 1.1.1,200万画素・4.5MBの画像なら22万点
- 1.2.フルHD・30分・4GBの動画なら250点
- 1.3.1MBのExcelなら100万点
- 1.4.200KB(0.2MB)のWordなら500万点
- 2.オンラインストレージに1TBの容量が必要な企業やユーザー
- 2.1.バックアップをとりたい
- 2.2.毎月多くのファイルを作成する
- 2.3.画像や動画の取り扱いが多い
- 2.4.データの削除・整理は基本的にしない
- 2.5.書類の電子化を進めている
- 3.1TB以上のオンラインストレージ6選
- 3.1.セキュアSAMBA
- 3.2.One Drive for Business
- 3.3.Bizストレージ ファイルシェア
- 3.4.Fileforce
- 3.5.DirectCloud
- 3.6.Smooth File
- 4.1TBのオンラインストレージを選ぶポイント
- 4.1.必要なデータ量を考える
- 4.2.データ通信がスムーズにおこなえるか
- 4.3.ファイル共有が容易におこなえるか
- 4.4.操作性が優れているか
- 4.5.セキュリティ対策が充実しているか
- 4.6.容量の追加にかかる料金を比較
- 5.1TBのオンラインストレージならセキュアSAMBA
ファイルの保存・共有・バックアップに便利なオンラインストレージ。なかでも、1TB以上の大容量プランは、業務ファイルの長期保存や動画・画像などの重いデータを扱う企業にとって強い味方です。
しかし、同じ1TBでも料金や使い勝手、機能はサービスごとに大きく異なります。「容量は欲しいけど、費用や使いやすさも妥協したくない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、1TB以上のオンラインストレージの目安や活用シーン、選び方のポイントを解説しながら、おすすめのサービス7選をご紹介します。自社にぴったりのストレージ選びの参考にぜひご活用ください。
オンラインストレージの1TBはどのくらいの容量?
TB(テラバイト)は情報量を表す単位のひとつで、より細かい単位に直すと以下のようになります。
1TB(テラバイト) = 1,000GB(ギガバイト) = 1,000,000MB(メガバイト)
つまり、容量64GBの一般的なスマートフォンであれば約16台分、256GBのノートPCであれば約4台分に換算できます。
オンラインストレージが1TBの容量で十分かどうかは、普段どのような容量のデータを扱うことが多いのかという点から考える必要があります。
以下の記事では1TB以外の容量について解説しています。「自社がどのくらいの容量が必要かわからない」とお悩みの方は、こちらも参考にしてみてください。
1,200万画素・4.5MBの画像なら22万点
画像は画素数によって1枚のデータ量が異なります。
一般的にスマートフォンで撮影したものは800万~2,000万画素、デジタルカメラで撮影したものは1,200万~2,400万画素といわれています。
1,200万画素の画像であれば1枚あたり約4.5MBのデータ量で、1TBの容量があれば約22万枚保存することができます。
フルHD・30分・4GBの動画なら250点
動画の場合は解像度と時間によってデータ量が異なります。
フルHDと呼ばれる1,920×1,080ピクセルの動画の場合、一般的には30分の長さで約4GBの容量になるといわれており、1TBの容量があれば約250点保存することができます。
1MBのExcelなら100万点
ビジネスシーンでの利用が多いExcelは、入力データの量やシートの枚数、挿入画像の数などによりデータ量が大きく異なります。
1シートに印刷用紙1枚分ほどの数値や文字列が入力されているだけであれば100KB(0.1MB)にの満たないものもありますが、複数のシートにさまざまなデータを入力している管理台帳のようなExcelの場合は10MBを超えることもあるでしょう。
1TBの容量に対し、1MBのExcelなら約100万点、10MBのExcelなら約10万点保存することができます。
200KB(0.2MB)のWordなら500万点
WordもExcelと同様に挿入画像の数などによりデータ量が異なりますが、文字入力が中心の5ページ以下のファイルの場合、1MBを超えることは多くないでしょう。
Word1点のデータ量を0.2MB(200KB)と仮定すると、1TBの容量があれば約500万点保存することができます。
オンラインストレージに1TBの容量が必要な企業やユーザー
扱うデータの内容や量、オンラインストレージを利用する目的で必要な容量は変わってきます。
オンラインストレージを利用する際に1TBの容量が必要な企業やユーザーの特徴を見ていきましょう。
バックアップをとりたい
オンラインストレージの用途のひとつに、業務サーバーやシステム、PCなどのバックアップデータの保存先として活用する方法があります。
ファイルバックアップを複数世代保存しておきたい場合や、アプリケーションやユーザー設定などシステム全体を網羅するイメージバックアップを頻繁におこないたい場合は、1TB、もしくはそれ以上の容量が必要になることがあります。
毎月多くのファイルを作成する
画像や動画、10MBを超えるExcelなどのファイルを毎月たくさん作成する場合は、1TBの容量を確保しておくと安心です。
ビジネスシーンであれば図面を多く取り扱う会社や、顧客や案件ごとにフォルダやファイルを作成する会社が該当するでしょう。
画像や動画の取り扱いが多い
画像や動画の作成・保存が多く、特に画素数や解像度が高いものにこだわる場合は、1TBの容量が必要です。
動画作成をする機会や動画の共有をする機会もビジネスシーンで増えていますので、動画を扱う場合は容量が多いオンラインストレージがあると便利でしょう。
個人利用の場合、ゲームをする際に録画ソフトでキャプチャを撮るユーザーや、動画編集をおこなうユーザーは、1TBかそれ以上の容量が必要になることが多いでしょう。
データの削除・整理は基本的にしない
毎月新しく作成されるファイルの量が多くても、データの削除や整理を頻繁におこなう場合はオンラインストレージの容量を削減できます。
しかし、削除や整理は基本的におこなわない、または蓄積していくことを前提とした利用方法をする場合は、1TBのような大きな容量が必要になるでしょう。
書類の電子化を進めている
紙で保存していた資料をデジタルファイルに変換する書類電子化を進めていくと、膨大な量のデータの保存先が必要になります。
また、書類電子化を進めている企業の多くでは、新たに作成する業務上の資料もデジタルデータであり、それらもあわせて保存できる容量が求められるため、1TBのオンラインストレージが必要になる可能性があります。
1TB以上のオンラインストレージ6選
1TB以上のストレージ容量を提供する主要なオンラインストレージサービス6選を紹介します。各サービスの特長や強みを比較し、選択の参考にしてください。
サービス名 |
提供元企業 |
提供元 |
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
セキュアSAMBA |
株式会社kubellストレージ |
日本 |
エンタープライズ |
データ容量課金 |
48,000円 |
無制限 |
One Drive for Business |
日本マイクロソフト株式会社 |
アメリカ |
OneDrive for Business (Plan 1) |
ID課金 |
749円/ID |
1名 |
Bizストレージ ファイルシェア |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
日本 |
1TByte |
データ容量課金 |
200,000円 |
1~10,000名 |
Fileforce |
ファイルフォース株式会社 |
日本 |
Unlimited-1 |
データ容量課金 |
60,000円 |
無制限 |
DirectCloud |
株式会社ダイレクトクラウド |
日本 |
アドバンスド |
データ容量課金 |
60,000円 |
無制限 |
Smooth File |
株式会社CYLLENGE |
日本 |
1TBプラン |
データ容量課金 |
55,000円 |
無制限 |
※本記事に掲載されている情報は2025年4月時点のものです。料金・プラン・機能などの詳細については、各サービスの公式サイトにて最新情報をご確認ください。
セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、日本国内の中小企業を中心に支持されている国産オンラインストレージサービスです。特に、法人向けの高いセキュリティ機能と操作性の良さが評価されています。
Windowsに近い操作性で、誰でも簡単にファイルの保存・共有が可能です。アクセス制限や自動ログアウトなど、法人利用に求められる高水準のセキュリティ機能も充実しています。
主な特長は以下になります。
- ドラッグ&ドロップで直感的に使える操作性
- 全通信・ファイル暗号化、端末制限、緊急時ロック等の法人向けセキュリティ機能
- ユーザー数無制限でも料金変動なし
- サポートは専任担当による手厚い対応
- 無料フリープランあり
1TBをご利用いただける最安料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
エンタープライズ |
データ容量課金 |
48,000円 |
無制限 |
One Drive for Business
(出典:OneDrive for Business公式Webサイト)
One Drive for Businessは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスで、Microsoft 365とのシームレスな統合が特長です。特に、Officeアプリとの連携や多様なデバイスでの利用が可能です。
また、セキュリティ面でもデータの暗号化や二要素認証などが備わっており、安心して利用できます。
主な特長は以下になります。
- Microsoft 365 Personalプランで1TBのクラウドストレージを提供
- Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリと統合
- Windows、macOS、iOS、Androidなど複数のプラットフォームに対応
- ファイルの自動バックアップや同期機能
- 共有リンクの作成やアクセス権限の設定が可能
1TBをご利用いただける最安料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
OneDrive for Business (Plan 1) |
ID課金 |
749円/ID |
1名 |
Bizストレージ ファイルシェア
(出典:Bizストレージ ファイルシェア公式Webサイト)
Bizストレージ ファイルシェアは、NTTコミュニケーションズが法人向けに提供しているオンラインストレージサービスです。
Webブラウザで最大2GBまでの大容量ファイルのやりとりが簡単に行えるため、Bizストレージ ファイルシェアを活用すれば、メールの容量制限による送信エラーが減り、業務効率の向上につながるでしょう。
主な特長は以下になります。
- ファイル送受信機能と共有フォルダー機能が同時に利用可能
- 定額制料金プランのためファイルの送受信回数等で料金が変動しない
- 最大1万人で使え、大企業での利用にも対応
- NTTコミュニケーションズ提供の高いセキュリティ品質
1TBをご利用いただける最安料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
1TByte |
データ容量課金 |
200,000円 |
1~10,000名 |
Fileforce
(出典:Fileforce公式Webサイト)
Fileforceは、日本国内の企業向けに特化したクラウドストレージサービスで、高いセキュリティとカスタマイズ性が特長です。
特に日本国内の法規制やセキュリティ要件に対応したクラウドストレージを求める企業に適しています。また、オンプレミスとのハイブリッド構成も可能で、既存のIT環境との統合もスムーズです。
主な特長は以下になります。
- 1TB以上のクラウドストレージを提供(プランにより異なる)
- 企業のニーズに応じた柔軟なカスタマイズが可能
- 高度なアクセス権限管理と監査ログ機能
- 日本国内のデータセンターを利用し、法令遵守を支援
- 専任のサポート体制と導入支援サービス
1TBをご利用いただける最安料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
Unlimited-1 |
データ容量課金 |
60,000円 |
無制限 |
DirectCloud
(出典:DirectCloud公式Webサイト)
DirectCloudは、ユーザー数無制限×月額固定制で、法人向けに最適化されたクラウドストレージサービスです。中堅〜大企業を中心に2,500社以上、100万人超が導入しています。
クラウドストレージの導入にあたり、「社内外との安全なデータ連携」や「拠点間の一元管理」を実現したい企業に最適。高機能ながらも導入しやすい価格帯で、DX推進にも対応しています。
主な特長は以下です。
- 月額固定&ユーザー数無制限でコスパ抜群
- 1TB〜100TBまでの大容量プランあり(事業規模に応じて選択可能)
- 強固なセキュリティ機能
- 250種以上のログ取得やID連携でガバナンス強化
- QNAPや複合機、他クラウドとの連携対応
1TBをご利用いただける最安料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
アドバンスド |
データ容量課金 |
60,000円 |
無制限 |
Smooth File
(出典:Smooth File公式Webサイト)
Smooth Fileは、株式会社CYLLENGEが提供する法人向けサービスで、総務省による「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度」に認定されており、企業から行政・自治体まで幅広い業種で1,000社以上の導入実績があります。
無制限で利用できるプランもあり、こちらを選択した場合はどれだけアカウント数が増えても課金がありません。
主な特長は以下です。
- 国内1,000社以上の導入実績
- 総務省の情報開示指針を満たすサービスとして認定
- 関西・北陸の国内2拠点でデータバックアップ
- 柔軟なセキュリティポリシー設定が可能
- ユーザー数無制限
1TBをご利用いただける最安料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
料金タイプ |
月額料金 |
ユーザー数 |
1TBプラン |
データ容量課金 |
55,000円 |
無制限 |
1TBのオンラインストレージを選ぶポイント
オンラインストレージで1TBの容量を必要としている企業やユーザーの場合、取り扱うデータの容量が大きいか、データの数が多いことが想定されます。容量の大きなデータや多数のデータを扱う場合に、オンラインストレージを選ぶポイントを確認していきましょう。
なお、以下の資料ではオンラインストレージを比較・選定する上で大切なポイントを11項目から整理しています。気になる方はお気軽にダウンロードしてみてください。
必要なデータ量を考える
オンラインストレージを選ぶ際は、現在のストレージの使用量から、今後必要なデータ量を考える必要があります。
現在利用しているストレージの記録を1カ月ごとにとり、ひと月にどのくらいの容量が増えているかを算出して、将来的に必要な容量を考えるのもよいでしょう。
オンラインストレージの容量は契約の変更で増やすことができますが、使用量は基本的に毎月増えていく前提とし、初回契約の容量で1年ほどの利用に対応できるものを考えてみましょう。
データ通信がスムーズにおこなえるか
容量の大きなデータや数多くのデータを取り扱う場合、通信速度が遅いものだと、業務効率の低下やオンラインストレージ利用中のストレスに直結します。
データ通信がスムーズにおこなえるかどうか、フリープランやトライアルで実際に利用して確認することが望ましいでしょう。
ファイル共有が容易におこなえるか
ビジネスシーンの業務効率化に必須とされているのが、オンラインストレージのファイル共有機能です。
特に取引先や協力会社など、社外の相手とのファイル共有にオンラインストレージを活用することで、メールにファイルを添付する手間や重たいデータの読み込み時間を省くことができます。
この際、フォルダごとのアクセス権限の設定やURLの生成が容易におこなえるオンラインストレージであれば、さらに効率よく共有がおこなえます。
操作性が優れているか
オンラインストレージの操作性のよさは、導入時に社員がスムーズに理解できるか、また取引先や協力会社とファイル共有をおこなう際に相手が負担なく利用できるかという点に影響します。
実際の使用感を試したうえで、わかりやすいUIのものや、少ないクリック数で目的の動作がおこなえるものを選ぶとよいでしょう。
セキュリティ対策が充実しているか
ビジネスでオンラインストレージを利用する際に必須なのが、セキュリティ対策です。
データやアカウントの漏えい、不正アクセスやデータの消失などに対応できる機能がどのくらい備わっているか、またオプションではなく標準機能として搭載されているかどうかをしっかり確認しましょう。
容量の追加にかかる料金を比較
1TBもの容量が必要な企業やユーザーの場合、今後もどんどんデータ量が増え、容量の追加をおこなわなければならなくなる可能性が考えられます。
契約の変更やオプションの追加により容量を増やす際にかかる金額がいくらなのか、その他の月額料金とあわせるといくらくらいになるのかを比較して検討しましょう。
1TBのオンラインストレージならセキュアSAMBA
1TBのオンラインストレージは、1,200万画素の画像なら約22万点、30分のフルHD動画なら約250点、10MBのExcelなら約10万点を保存することができます。
バックアップをとりたい企業や、画像や動画を多く取り扱うユーザーは、1TBのオンラインストレージの利用を検討してみるとよいでしょう。
オンラインストレージを選ぶ際は、容量の大きなデータでもデータ通信やファイル共有がスムーズにおこなえるか、セキュリティや操作性が優れているかなどの点を確認しましょう。
オンラインストレージのセキュアSAMBAは無料のフリープランを設けている他、プラン外の1TB以上の容量の利用に関しましてもご相談を受け付けています。
安全かつ大容量のオンラインストレージを利用したいのであれば、セキュアSAMBAにまずはお問い合わせください。