ファイル共有ソフトとは?ファイル共有ソフトの危険性と代替方法


目次[非表示]

  1. 1.ファイル共有ソフトとは
  2. 2.ファイル共有ソフトの仕組み
  3. 3.ファイル共有ソフトに使われるP2Pの種類
    1. 3.1.ピュアP2P
    2. 3.2.ハイブリッドP2P
    3. 3.3.スーパーノードP2P
  4. 4.ファイル共有ソフトのメリット
  5. 5.ファイル共有ソフトの危険性
    1. 5.1.相手の身元保証がないリスク
    2. 5.2.ウイルス感染のリスク
    3. 5.3.著作権侵害のリスク
    4. 5.4.情報漏洩のリスク
    5. 5.5.セキュリティ対策が困難というリスク
  6. 6.ファイル共有ソフトの代わりにオンラインストレージ
  7. 7.ファイル共有ソフトよりセキュアSAMBA


はじめに結論から言ってしまうとファイル共有の方法として、ファイル共有ソフトの利用はしないほうがいいでしょう。

ファイル共有ソフトは便利ではありますが、メリットよりも多くの危険性があるためです。

ファイル共有ソフトの危険性を理解して、ファイル共有の代替方法としてオンラインストレージの利用をおすすめする理由を解説します。

ファイル共有ソフトとは

ファイル共有ソフトとは、インターネットで不特定多数のPCとファイルを共有するソフトウェアのことを言います。

ファイル共有ソフトとしてWinnyやWinMX、BitTorrent、Shareなどが有名ですが、映画や漫画、音楽などの違法物のやりとりに利用されていたことも多いので、ファイル共有ソフトは違法なものという認識をしている方もいらっしゃるかと思います。

共有するファイル内容が問題なのであり、共有ソフト自体は、違法ではなく合法ソフトなので誤解しないようにしましょう。

大容量のファイル共有も可能なので便利なツールではあるものの、セキュリティ上のリスクが付き纏うのでファイル共有ソフトの利用には注意が必要です。

ファイル共有ソフトの仕組み

ソフトによって様々な仕組みがありますが、最も有名でスタンダードなP2Pと呼ばれる技術がファイル共有ソフトには採用されていることが多いです。

通常のネットワークシステムでは、クライアントサーバー方式が利用されます。

クライアントがサーバーにファイルをアップロードし、別のクライアントがサーバーからダウンロードする形態です。

P2PはPeer to Peerの略称で、サーバーを介さずにクライアント同士直接やりとりをする形態で、接続されているPCそれぞれサーバーでもありクライアントでもあるイメージになります。

ファイル共有ソフトに使われるP2Pの種類

P2Pにはいくつかの種類があるので簡単に解説します。

ピュアP2P

インデックスサーバーと呼ばれるデータの所在情報をもつサーバーがない方式です。

クライアント同士のやりとりのみでファイル共有が可能です。

ハイブリッドP2P

ピュアP2Pとは異なり、インデックスサーバーをもつ方式です。

スーパーノードP2P

処理能力が優れていたり通信が安定しているノードがいくつか選定されてインデックスサーバーの仕事を行う方式です。

ファイル共有ソフトのメリット

ファイル共有ソフトを利用することで、簡単にユーザー間でファイルのやりとりができます。

クライアントサーバー方式の場合、アクセスが集中すると回線が混雑して重くなったり、サーバーダウンしてしまうことがあります。

サーバーダウンによってアクセスできなくなることをダウンタイムと呼びますが、P2P技術を用いることで負荷分散されてサーバーダウンすることがなくなるゼロダウンタイムを実現することができます。

P2P技術はネットワーク上に情報が分散されているのですべての情報を把握することは難しく、匿名性が非常に高い仕組みとなっているので安心して利用可能です。

ファイル共有ソフトの危険性

便利なファイル共有ソフトですが、利用をおすすめすることはできません。

特にビジネス上で利用するのはもってのほかで、多くの企業がファイル共有ソフトの利用を禁止しています。

理由は簡単で、ファイル共有ソフトが危険だからです。

ファイル共有ソフトの危険性を確認していきましょう。

相手の身元保証がないリスク

ファイル共有ソフトは、ユーザー間で直接ファイルのやりとりを行います。

匿名性も高く、どこの誰かわからない人とファイル共有することになります。

悪用される恐れもあるので、身元がわからないと何か起きた時も対応することが難しくなります。

ウイルス感染のリスク

他のユーザーから共有されたファイルがウイルスの可能性もあります。

ファイル名なんていくらでも変更できるため、ファイルの実態が何なのかはわかりません。

ウイルス感染することで、個人情報が盗み出されたり、サイバー攻撃の踏み台として利用されたり、PCが利用できなくなったりと様々なリスクが考えられます。

著作権侵害のリスク

ファイル共有ソフトやP2Pソフトを音楽や映画、漫画、ゲームソフトなどを無料でダウンロードできるツールと認識している方も多いと思います。

もちろん著作権侵害で違法行為です。

ファイル共有ソフトは、ユーザー同士で匿名でファイル共有できるので違法行為をしやすい環境であるとも言えます。

設定や公開範囲を間違って自分が不正アップロードをしてしまったり、逆に著作権を侵害しているファイルをダウンロードしてしまう可能性があります。

実際にファイル共有ソフトで著作権侵害を犯したユーザーが訴えられて賠償問題となった事例も存在するので絶対に行わないように注意する必要があります。

情報漏洩のリスク

ウイルスによって情報漏洩してしまうリスクはもちろん、誤って重要な情報をアップロードしてしまうとあっという間にネットワーク内に拡散されてしまいます。

ウイルスによって公開範囲を変更されるとPC内の情報すべてがインターネット上に拡散されてしまうリスクもあります。

一度、インターネット上に流出してしまった情報を回収したり削除することはほぼ不可能です。

ビジネスで利用している場合、顧客や取引先の情報や会社の機密情報が漏洩してしまえば取り返しのつかない損害となってしまいます。

セキュリティ対策が困難というリスク

ファイル共有ソフトには様々な危険性がありますが、ユーザー同士でやりとりをするというP2Pという技術の特性上、セキュリティ対策をすることは困難です。

P2Pの技術自体は画期的で素晴らしいものはあるのですが、その性格ゆえに残念なことに悪用されやすい仕組みとなってしまいました。

セキュリティ対策ソフトを導入するだけでは、防ぐことができない様々なリスクを軽減させることは困難です。

ファイル共有ソフトの代わりにオンラインストレージ

ファイル共有ソフトに対してのセキュリティリスクを無くす方法は、ファイル共有ソフトを利用しないことです。

ファイル共有ソフトの先駆者であるNapstarも著作権侵害で敗訴してサービス終了したり、WinMXやWinnyも開発者や利用者が逮捕されて衰退しています。

現在でもファイル共有ソフトは一部のユーザーで利用されていますが、多くのユーザーはその危険性が原因で昔よりもユーザー離れが続いています。

とくにビジネスや業務でファイル共有ソフトを利用するというのは法人だけでなく個人利用だとしても考えられない行為でしょう。

ファイル共有ソフトの代替として、ファイルをやりとりするために現在主流なサービスがオンラインストレージです。

オンラインストレージは、クラウド事業者が提供するストレージをインターネットを介して利用できるサービスで、クラウドストレージとも呼ばれています。

ファイルを保存している場所のURLを共有することで、メールなどでファイルを添付することなくファイル共有を簡単に行うことが可能です。

拡張性も高く、プランの変更やオプションの申し込みのみでストレージ容量を増やすことができるため、状況に応じて臨機応変に利用できます。

また、セキュリティに力を入れているサービスも多く、自前でファイルサーバーを構築するよりも確実に高いセキュリティ性を担保することができると考えられることが増えてきました。

遠方のクラウド事業者が管理しているオンラインストレージを活用することで、自社が自然災害などの被害に遭ってしまった場合にもリスクを軽減させることが可能になり、BCP対策としてもとても有効な手段です。

ファイル共有ソフトよりセキュアSAMBA

オンラインストレージのセキュアSAMBAは、アクセス経路とファイルが全て暗号化されるため、盗聴や情報漏洩のリスクを軽減させることができます。

デバイス認証や二段階認証などのセキュリティ機能も豊富で安心して利用することが可能です。

また、シンプルな操作で直感的に使うことができるので、教育コストも削減できます。

ファイル共有ソフトは個人ではもちろんビジネス上でも利用すべきではありません。

ファイル共有ソフトではなくオンラインストレージサービス、その中でも無料から使えてセキュリティも安心なセキュアSAMBAの利用をご検討してみてはいかがでしょうか。

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