PPAPを止めてクラウドストレージを活用するメリットと必要性とは?


目次[非表示]

  1. 1.PPAPからクラウドストレージへの移行が求められる理由
  2. 2.PPAPのリスクはクラウドストレージで解決できる
    1. 2.1.ネットワークの盗聴によるパスワードの流出
    2. 2.2.ファイルおよびパスワード送信時のメール誤送信
    3. 2.3.添付ファイルによるマルウェア感染
  3. 3.PPAPを止めてクラウドストレージを利用するメリット
    1. 3.1.暗号化通信によってファイルが保存される
    2. 3.2.ファイルへのアクセス制限を設定できる
    3. 3.3.情報共有が効率化される
  4. 4.脱PPAPに向けたクラウドストレージ導入ならセキュアSAMBA


これまで利用されていたPPAP(パスワードつきZipファイルの送信)は、セキュリティレベルの低さが問題視されるようになり、使用の廃止が進んでいるリスクの高い方法という認識になってきています。

このような流れの中で、PPAPからクラウドストレージの移行が広がりを見せています。

PPAPとクラウドストレージの違いや、PPAPからクラウドストレージに移行するメリットについて考えてみましょう。

PPAPからクラウドストレージへの移行が求められる理由

ファイル送信方法としてPPAPからクラウドストレージへの移行が求められる背景について確認していきましょう。

PPAPとは、パスワードつきZipファイルによるファイル共有方法のことで、共有したいファイルをZipファイルに圧縮し、パスワードをかけてメールなどで相手に送ります。

次に、新しくメールを作成し、解凍用パスワードを送ります。

ファイルを添付したメールとは別のメールでパスワードを送ることから、安全性が高いと考えられ、幅広く利用されてきましたがセキュリティレベルの低さが指摘されています。

2020年11月、中央官庁の職員はPPAPによるファイル送信を行わないこととする旨を表明しました。

この流れに乗るようにして、複数の大手企業もPPAPの利用廃止を宣言しました。

さらに、「Emotet(エモテット)」と呼ばれるマルウェアによる被害がZipファイルを介して拡大したことも、世の中がPPAP廃止へと動きを速める要因となりました。

このような社会の流れを受け、ファイル共有方法としてPPAPからクラウドストレージへの移行が進んでいます。

なぜなら、クラウドストレージはPPAPで懸念されるいくつかのリスクを低減させることができるためです。

今後、各企業にはますますPPAPからクラウドストレージへの移行が求められるようになるでしょう。

PPAPのリスクはクラウドストレージで解決できる

PPAPによるファイル送信にどのようなリスクが伴うのか、PPAPのリスクはクラウドストレージの利用によってなぜ解決できるのかを具体的に解説します。

ネットワークの盗聴によるパスワードの流出

PPAPはZipファイル開封時にパスワードを求めることでセキュリティを高めようとする試みでしたので、ファイルとパスワードの同時流出を防ぐことを狙って、ファイルを添付するメールとは別に新たなメールを作成し、そのメールでパスワードを伝えるという方法が取られていました。

しかし、ネットワークが盗聴された場合、そのネットワークを用いた情報はすべて傍受されてしまいます。

すなわち、たとえ別のメールで送信したとしても、ファイルとパスワードの両方が流出してしまうので、PPAPのセキュリティ効果は低いと考えられるようになったのです。

一方、クラウドストレージには通信の暗号化により盗聴を防ぐ仕組みが採用されているものが多いので、PPAPのような盗聴リスクを軽減できます。

ファイルおよびパスワード送信時のメール誤送信

メールには必ず誤送信のリスクが伴います。

PPAPにおいても、Zipファイルを添付したメールやパスワードを記載したメールを誤った宛先に送ってしまうリスクは避けられません。

ファイルを添付したメールとパスワードを記載したメールは別なので、一方を誤送信した時点で誤りに気づくことができれば、ただちに情報漏洩にはつながりません。

しかし多くの場合、ファイル送信とパスワード送信は連続して行うので、気づかないうちに両方とも同じ誤った宛先に送ってしまいやすいと考えられます。

クラウドストレージの場合、あらかじめフォルダやファイルにアクセス権限を設定することができます。

仮に共有リンクを誤った宛先に送ってしまったとしても、情報が流出しないように設計さすることができるのです。

添付ファイルによるマルウェア感染

添付ファイルはマルウェアに感染するルートとして特に注意が必要です。

しかし、暗号化されたZipファイルの場合、ウイルス対策ソフトがマルウェアを検知できないリスクがあります。

近年ではEmotetというウイルスがPPAPによって送られたパスワードつきZipファイルを通じて広がったことが知られています。

このことは、PPAPを用いることで、今後もマルウェア感染を拡大させるおそれがあることを意味します。

一方、クラウドストレージでは大きな容量のデータをやり取りできるため、データをZipファイルに圧縮する必要がありません。

すなわち、クラウドストレージを使えば、マルウェア感染の危険を伴うZipファイルを扱わずにファイルを共有することが可能になるのです。

PPAPを止めてクラウドストレージを利用するメリット

PPAPにはさまざまなセキュリティ上のリスクがあることから、PPAPに代わるものとしてクラウドストレージの利用が広がっています。

PPAPと比較したときのクラウドストレージの主なメリットを確認していきましょう。

暗号化通信によってファイルが保存される

PPAPではネットワークを盗聴されると、そのネットワーク上の情報をすべて傍受され、メールの添付ファイルとパスワードは危険にさらされます。

一方クラウドストレージでは、ストレージへファイルを保存する際の通信に暗号化通信が用いられています。

そのためPPAPと比較し、ファイルが盗まれるリスクが低減すると考えられます。

しかしながら、メールなどで送られた共有リンクが盗まれると、ファイルにアクセスされてしまいますので重要なデータには、アクセス制限を設定することも大切です。

ファイルへのアクセス制限を設定できる

PPAPで送信されるパスワードつきZipファイルは、パスワードさえ入手すれば誰でも簡単に開封できてしまいます。

一方クラウドストレージでは、ファイルへのアクセス制限を設定することができます。

アクセス制限を設定すれば、あらかじめ許可された人しかファイルを見ることができません。

よって、仮に共有リンクが盗まれたとしても安心です。

クラウドストレージではアクセス制限のほかに、ダウンロード期間の制限や、編集・コメントの制限など、さまざまな設定によりファイルを適切に管理することが可能です。

情報共有が効率化される

クラウドストレージに保管されたファイルは、許可された人ならいつでもアクセスすることができます。

複数人がリアルタイムで同じデータにアクセスできるため、同時編集も可能です。

さらに、過去のデータを探し出すことも容易です。

このようにPPAPと比較してクラウドストレージを利用すれば、情報共有が大きく効率化されます。

また、Zipファイルはモバイル端末で開くことができないこともあるため、外出先での閲覧に適さない場合があります。

圧縮しないデータをクラウドストレージに保存しておけば、この問題も解消することができます。

脱PPAPに向けたクラウドストレージ導入ならセキュアSAMBA

PPAPを用いることに伴うセキュリティ上のさまざまなリスクと、その解決策としてのクラウドストレージの有用性についてお伝えしました。

PPAPの代替としてクラウドストレージを導入する際には、十分な安全性を備えたサービスを選択することが大切です。

クラウドストレージ「セキュアSAMBA」では、さまざまなセキュリティ機能が標準搭載されています。

例えば、セキュアSAMBAの通信とファイルはすべて暗号化されます。

また、ファイルやフォルダにきめ細やかなアクセス権限を設けることができるため、機密データの漏洩を予防しながらファイルのやり取りが可能です。

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