SDカード紛失で悪用されたら?SDカード紛失や悪用への対策方法


目次[非表示]

  1. 1.SDカードの紛失による悪用の危険とは?
    1. 1.1.個人情報を利用した不正ログインの可能性
    2. 1.2.なりすましに使われ知人や家族に被害が出る可能性
    3. 1.3.SDカード内情報の無断使用
  2. 2.SDカードの紛失事例
    1. 2.1.群馬県高校でSDカードが紛失
    2. 2.2.奈良の天理警察署でSDカード紛失
    3. 2.3.精神医療専門病院でSDカード紛失
  3. 3.SDカードを紛失したときにすべきこと
    1. 3.1.最後にSDカードを確認した場所から立ち寄ったところを全て調べる
    2. 3.2.警察に届ける
    3. 3.3.SDカードに含まれているデータを特定する
    4. 3.4.上司への連絡・謝罪
    5. 3.5.再発防止策の作成
  4. 4.SDカードの紛失や悪用されないための対策方法
    1. 4.1.SDカードをケースに入れて保管する
    2. 4.2.位置情報を確認できるスマートタグを利用する
    3. 4.3.仕事用のSDカードを作成し社外持ち出しを禁止する
    4. 4.4.SDカードの暗号化
    5. 4.5.データの保存場所を変える
  5. 5.SDカードの紛失・悪用対策にセキュアSAMBA


SDカードは、パソコン・カメラ・スマートフォンなど様々なツールに利用されているメモリーカードです。

しかし、SDカードは小型で持ち運びしやすいという特徴故に、紛失のリスクが大きいことには留意すべきでしょう。

SDカード紛失による悪用の危険性や、SDカード紛失時の対処法と紛失防止のための対策について確認していきましょう。

SDカードの紛失による悪用の危険とは?

紛失したSDカードが第三者に拾われると、中のデータを悪用される危険性が高くなります。

まずはSDカードの紛失によってどのような悪用のリスクがあるのかを見ていきましょう。

個人情報を利用した不正ログインの可能性

紛失したSDカードの中に、メールアドレスのデータが含まれている場合は不正ログインのリスクが高まります。

多くのサービスではメールアドレスをID代わりに利用しています。

メールアドレスとランダムに作成したパスワードを組み合わせると、不正ログインが成功してしまう可能性があるのです。

セキュリティ対策が十分でないユーザーの中には、パスワードを複数のサイトで使いまわしている可能性もあります。

メールアドレスが漏れることで、連鎖的な不正ログインを招き、大きな被害が出るかもしれません。

なりすましに使われ知人や家族に被害が出る可能性

SDカードにメールアドレスや住所といった個人情報が含まれている場合は、実在のサービスになりすましたメールや郵便物のターゲットにされる危険性が出てきます。

偽のメールや郵便物に騙されて返信すると、もっとたくさんの個人情報を盗み取られる危険性があります。

さらにSDカード内のメールアドレスと見間違うような偽アドレスを第三者に作成されるかもしれません。

このアドレスを使って、元のメールアドレスの持ち主の知人や家族に迷惑メールを送信されるリスクもあります。

知人や家族は知っている相手(SDカード内のメールアドレスの持ち主)からのメールと間違い、うっかりメールを開いてしまうかもしれません。

SDカード内情報の無断使用

SDカードはデジタルカメラやスマートフォンのカメラデータを保存するためによく使われています。

SDカード内に写真等の画像を保存している場合は、これらを無断で使用されてしまうかもしれません。

例えば写真を無断で販売されてしまったり、SNSアカウントの写真に無断使用されたりする危険性も考えられます。

SDカードの紛失事例

実際に起こったSDカードの紛失事例を確認していきましょう。

高校、警察署、病院といずれも公共性の高い場所で起こっており、SDカードの紛失事例から注意すべき点や影響を考えましょう。

群馬県高校でSDカードが紛失

2023年5月に起きたのは、群馬県の県立高校でのSDカード紛失事件です。

生徒にカメラを貸そうとして抜き取ったSDカードを教員が紛失してしまいました。

SDカードは教員の私物で、過去に勤務した学校の生徒の顔写真(最大180人分)が入っていたということです。

保育現場・教育現場では園児や生徒の写真をデジタルカメラで写真を撮り、SDカードに保存することが多く、このような紛失事件はたびたび起こっています。

奈良の天理警察署でSDカード紛失

奈良県の天理警察署では216人の個人情報を記録したSDカードの紛失事件が起きています。

2023年6月23日に署員が使用したのを最後に、SDカードは行方不明になってしまいました。

中には事故の関係者に関する運転免許証や車検証、自賠責保険の証明書などの画像データが入っていたということです。

住所・氏名・生年月日など個人情報も含まれていました。

天理警察署ではデータの該当者一人一人に連絡を取り、謝罪を行っています。

犯罪や事故を取り締まる警察署でも、SDカードの管理が疎かになってしまうことがあるのです。

精神医療専門病院でSDカード紛失

2023年4月には奈良県の精神医療専門病院でSDカードの紛失事件が起きています。

患者15名の全身像(そのうち1人は氏名付き私物写真)の画像データが入ったSDカードが行方不明になりました。

患者のデータが入ったSDカード紛失は過去に大学病院でも起こっています。

SDカードを紛失したときにすべきこと

SDカードを紛失したと気づいたら、すぐに探索を開始し、紛失したデータの特定に努めなくてはなりません。

SDカードを紛失した時にはどう対処するといいか確認していきましょう。

最後にSDカードを確認した場所から立ち寄ったところを全て調べる

最後にSDカードを確認した場所(SDカードが確実にあったといえる場所)を特定し、その後に立ち寄ったところを全て調べます。

ショッピングモールやドラッグストア、公共施設など人が集まる場所であれば、誰かが見つけて届け出てくれる可能性もあります。

スタッフや管理者に事情を説明して、SDカードを見つけたら連絡してもらうように伝えておくようにしましょう。

警察に届ける

警察署や交番に出向いて、遺失届も出しておきましょう。

公園や路上にSDカードを落としている可能性もあります。

善意の第三者がSDカードを見つけたら、そのまま警察署に届け出てくれるかもしれません。

なお警察署では届けられた遺失物を3ヶ月しか保管していません。

期限が過ぎると遺失物を受け取れなくなってしまうため、SDカードの紛失に気づいたら速やかに遺失届を提出してください。

SDカードに含まれているデータを特定する

紛失したSDカードにどのようなデータが含まれているかを特定するのも大事な作業です。

SDデータに含まれていたデータの範囲を特定することで、紛失被害の規模を特定し、今後の対応を模索できます。

例えば顧客100人分の住所が入ったSDカードを紛失したとしたら、その顧客ごとに連絡を取り、謝罪する必要が出てくるでしょう。

上司にSDカードの紛失を知らせるときも、どのような情報が含まれていたのかを説明する必要が出てきます。

SDカードの情報がバックアップされたHDDやオンラインストレージがあるなら、アクセスして詳細をチェックしましょう。

上司への連絡・謝罪

上司にSDカードを紛失した旨を伝え、謝罪を行いましょう。

報告をしないままでいたり、隠ぺいすることでSDカードの発見が遅れ、データを悪用されてしまっては被害がより拡大します。

上司に報告することで、職場の力を借りながらSDカードを捜索できるようになります。

被害を最小限に抑えるためにも、正直に紛失ミスを告白してください。

再発防止策の作成

SDカードが発見されたか否かにかかわらず、同じ過ちを繰り返さないような措置が必要です。

小さく薄いSDカードは見失いやすく、発見が非常に困難になる記憶媒体です。

取り扱う人間にいくら注意するよう説いても、具体的な行動指針が無ければ紛失リスクを抑えられません。

今後SDカードを紛失しないようにするための具体的な再発防止策を作成しましょう。

SDカードの紛失や悪用されないための対策方法

SDカードを一度紛失してしまえば、大問題に発展する可能性があります。

SDカードの紛失や悪用対策として、どのようなことを行えばよいのか具体的に紹介していきます。

SDカードをケースに入れて保管する

SDカードが紛失しやすいのは、薄く小さい形状のせいと言えるでしょう。

他の外部記憶媒体であるUSBやCD-ROMと比較しても小さく、落としてもほとんど音がしません。

テーブルや本の間など隙間に入り込んでしまうこともあるため、机の上に置いておいただけでも紛失リスクがあります。

そこで、SDカードをケースに保存し、目が付きやすいようにしてみてはどうでしょうか。

ここでいうケースとはSDカードに付属する半透明の薄いケースではなく、ある程度の大きさや厚みがある製品のことです。

カードケースに入れることで、ちょっとした隙間にSDカードが挟まってしまうことを防げます。

落とした時に気づきやすくなる、複数のSDカードをまとめて管理出来るといったメリットもあります。

耐衝撃、静電気防止機能を持ったケースもあるため、SDカードのデータを保護する役割も期待できます。

位置情報を確認できるスマートタグを利用する

SDカードに位置情報を確認できるスマートタグを付ければ、万が一紛失した時にも発見が早くなります。

スマートタグとは、スマートフォンと連携して落とし物を防いでくれる製品です。

多くの機種はBluetoothでスマートフォンと通信を行い、スマートタグが通信不可能距離まで離れてしまったときに紛失を感知し、ブザーを鳴らす仕様になっています。

この機能があればSDカードを落としてもすぐ気が付きそうです。

また、GPSに対応している機種ならば、通信が途切れた位置を後から確認できます。

後からSDカードの紛失に気が付いた場合でも探す場所を特定しやすいです。

なおスマートタグにはキーホルダータイプ、カードタイプ、シールタイプなどの製品があります。

SDカードケースに着けるなら、キーホルダータイプかシールタイプが使いやすいのではないでしょうか。

仕事用のSDカードを作成し社外持ち出しを禁止する

社員が私用のSDカードを仕事に使っていると、管理が難しくなります。

仕事に使うSDカードは会社側が用意して枚数を把握するようにしましょう。

保管場所も社内の特定の場所に統一し、原則社外へのSDカード持ち出しは禁止とします。

どうしても持ち出す必要がある場合は管理帳などに責任者名を記入し、ちゃんと返却されているかどうかの確認をしっかり行いましょう。

SDカードの暗号化

SDカードの中身を暗号化しておき、万が一の紛失時にも内容を第三者に読み取られないようにしておく対策も考えられます。

最初から暗号化機能付きのSDカードを購入しておくと、確実に暗号化ができるでしょう。

AndoroidやWindowsのバージョンによってはSDカードを暗号化する機能が備わっている場合もあります。

データの保存場所を変える

SDカードの紛失によるダメージを防ぐには、データをSDカードに蓄積しないよう心がけることも必要です。

SDカードはデジタルカメラと一緒に使われる中で紛失するケースが多いです。

毎日の撮影データがSDカードの中に何百枚も貯まっていると、紛失時に内容を補足することすら出来ないかもしれません。

そこで撮影したデータはこまめにパソコンやオンラインストレージなどに移動し、SDカード内に残さない習慣付けをすると良いでしょう。

この作業にはSDカードの物理的な損傷からデータを守るバックアップの意味もあります。

ただし移動・消去したと思ったSDカードのデータも、ソフトを使えば復元できてしまう恐れがあります。

定期的にSDカードをフォーマットして、中身を復元できないようにすることも大事でしょう。

SDカードの紛失・悪用対策にセキュアSAMBA

デジタルカメラやスマートフォンなど多くのシーンで活躍するSDカードですが、紛失しやすいというデメリットがあります。

中のデータを悪用されないためにも、普段から紛失対策に努めなくてはなりません。

SDカードの中のデータを貯まりっぱなしにしておくと、紛失時に大きなダメージをもたらします。

オンラインストレージなどにデータを移して、SDカードの中はできるだけ空にしておきましょう。

オンラインストレージを選ぶ際も、安全な場所かどうかのチェックが必要です。

セキュアSAMBAは、暗号化や端末認証の機能などセキュリティに関する項目が標準装備されているオンラインストレージです。

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