標的型攻撃への対策とは?標的型攻撃の対策方法7選!


目次[非表示]

  1. 1.標的型攻撃に対策が必要な理由とは
  2. 2.標的型攻撃の対策は手口やリスクに応じて異なる
    1. 2.1.標的型メール攻撃
    2. 2.2.水飲み場型攻撃
    3. 2.3.サプライチェーン攻撃
  3. 3.標的型攻撃への対策法7選
    1. 3.1.継続的なセキュリティ教育
    2. 3.2.標的型攻撃への対策訓練
    3. 3.3.フィルタリングソフトの活用
    4. 3.4.ウイルス対策ソフトの活用
    5. 3.5.ファイアウォールと侵入検知・防止システムの導入
    6. 3.6.日常的なログ監視
    7. 3.7.インシデント対応計画の策定
  4. 4.手口を理解し標的型攻撃の対策をしよう


近年増加するサイバー攻撃の中でも、特定の組織や個人を狙い撃ちにした「標的型攻撃」は、手口が巧妙で対策が難しい攻撃です。

標的型攻撃の手口とリスクを理解し、適切な標的型攻撃の対策を確認していきましょう。

標的型攻撃対策を実施し、企業の大切な情報やシステムを守りましょう。

標的型攻撃に対策が必要な理由とは

標的型攻撃とは、特定の組織や個人を狙った高度かつ緻密なサイバー攻撃を指します。

無差別なサイバー攻撃と異なり、標的から狙った情報や利益を得るため、セキュリティ対策や警戒心をすり抜ける綿密な準備の上で実行される点が特徴です。

標的型攻撃の手口は実に巧みで、通常のセキュリティ対策だけでは対応できない場合も少なくありません。

企業が一度被害を受けると、回復には膨大な時間と費用、労力が必要となります。

企業は標的型攻撃の被害を未然に防ぐため、適切な標的型攻撃への対策を行うことが重要です。

標的型攻撃の対策は手口やリスクに応じて異なる

標的型攻撃には、いくつかの代表的な手口があります。

標的型攻撃の対策を行う場合には、手口の特徴やリスクを理解して、それに応じた対策が必要です。

標的型攻撃のおもな手口と特徴から対策方法を考えていきましょう。

標的型メール攻撃

標的型メール攻撃は、標的型攻撃のもっとも代表的な手口です。

攻撃者は、特定の組織や個人を狙って偽メールを送りつけます。

偽メールは、業務上の関係者や公的機関などを装った差出人や文面で、受信者に偽メールだと気づかせないよう精巧に作られているのが特徴です。

偽メールと気づかずに、添付された悪意のあるファイルやURLなどを開いてしまうと、マルウェアに感染し、社内ネットワークに侵入を試みます。

その結果、重要情報の流出やシステムの破壊・改ざんなどの被害を受けるリスクがあります。

水飲み場型攻撃

水飲み場型攻撃は、特定の組織や個人が頻繁にアクセスするウェブサイトを狙い、そのサイトにマルウェアを仕掛ける攻撃手法です。

水飲み場型攻撃の特徴は、一見して攻撃と分からない点にあります。

信頼性の高いウェブサイトが標的となるため、ユーザーはマルウェアに感染したことに気づかないことも少なくありません。

被害者のデバイスがマルウェアに感染すると、ネットワークを介して社内システムに侵入し、重要情報を盗んだりシステムが改ざんされるリスクがあります。

サプライチェーン攻撃

サプライチェーン攻撃は、製品の供給網や取引先企業などを介して、標的となる企業を攻撃する手法です。

大手企業を標的とする場合、セキュリティ対策が手厚く、攻撃者が直接侵入することは容易ではありません。

そのため、たとえば、大手企業の取引先の中で比較的セキュリティ対策の甘い中小企業に侵入し、そこからネットワークやメールなどを介して目標の大手企業に攻撃を仕掛けます。

サプライチェーン攻撃は信頼された取引先を介すため、攻撃が発覚するまでに時間がかかる点が特徴です。

そのあいだにマルウェア感染や不正侵入の範囲は拡大し、情報流出やシステム改ざんなどのリスクは増大します。

標的型攻撃への対策法7選

標的型攻撃には、通常のシステム的なセキュリティ対策に加えて、攻撃の標的となる利用者の意識向上が重要です。

標的型攻撃対策法7選を見ていきましょう。

継続的なセキュリティ教育

標的型攻撃の被害を未然に防ぐためには、社員一人ひとりが標的型攻撃の手口や脅威を理解し、対策法を知ることが重要です。

攻撃の手口を知ることで、社員は不審なメールや怪しいサイトなどから攻撃の兆候を見つけ、未然に防ぐスキルが身につきます。

また、仮に攻撃を受けた場合も、適切な対応策を理解していれば、速やかに対処して被害を最小限に抑えられるでしょう。

セキュリティ教育の重要な点は、1度きりで終わらせず、内容を刷新しながら定期的・継続的に実施することです。

これにより、社員のセキュリティ意識を高く保ち、日々変化する脅威への対応が可能になります。

標的型攻撃への対策訓練

標的型攻撃への対策訓練は、模擬攻撃を通じて、社員が攻撃を見抜き適切に対処するための力を鍛える手段です。

特に、標的型メール攻撃に対する防御力を高めるために役立ちます。

訓練では、送信者の偽装や不審な文面、怪しいURLへの誘導など、標的型メールの特徴を適切に再現することで効果が高まるでしょう。

訓練により、攻撃メールを見分けるだけでなく、攻撃を検知した際のセキュリティ部門への通報手順や、感染が疑われる場合の対処法も鍛えられます。

対策訓練は、最新の攻撃手法を反映しながら、定期的に実施することが重要です。

フィルタリングソフトの活用

フィルタリングソフトの活用は、メールやウェブサイトからの標的型攻撃を防ぐ効果的な対策です。

フィルタリングソフトは、スパムメールや悪意のあるウェブサイトへのリンクなどを自動的に識別し、ブロックします。

これにより、誤ってリンクをクリックしたり、危険なサイトを訪れたりするリスクを軽減可能です。

フィルタリングソフトは、日々進化する攻撃手法に対応するため、常に最新の状態を保つ必要があります。

また、適切に設定し、本来ブロックすべきものが漏れないようにすることも重要です。

ウイルス対策ソフトの活用

ウイルス対策ソフトは、さまざまなサイバー攻撃によるマルウェア感染から、コンピューターシステムを守るためのソフトウェアです。

システム内に侵入しようとするマルウェアを自動的に検出し駆除します。

これにより、攻撃者からの不正アクセスや情報盗難のリスクを大幅に軽減可能です。

新しいマルウェアは絶えず生み出されるため、ウイルス対策ソフトもそれに対抗できるよう、常に最新状態を保つ必要があります。

また、社内ネットワーク全体に対策ソフトを導入することで、一貫した保護が可能です。

ファイアウォールと侵入検知・防止システムの導入

ファイアウォールと侵入検知・防止システム(IDS/IPS)の導入は、外部の脅威からネットワークの安全を保つために効果的です。

ファイアウォールは不正な通信を遮断し、インターネットからの攻撃からシステムを守る役割を担います。

IDS/IPSは、異常な通信や攻撃パターンを検知・分析し(IDS)、さらにそれらを自動的にブロック(IPS)します。

これらの導入効果を高めるためには、自社のネットワーク構成やニーズにあった製品を選定し、導入後も定期的なアップデートや設定見直しなど、適切なメンテナンスを行っていくことが重要です。

日常的なログ監視

ログ監視は、ネットワークやシステムで発生する活動の記録を常時監視する作業です。

これは、多数のログイン試行や通常とは異なる通信パターンなど、不正なアクセスや異常な行動の早期検知に役立ちます。

日常的なログ監視により、標的型攻撃を初期段階で発見できれば、早期に対策を講じることが可能です。

ログ監視の効果を最大限に発揮するには、監視の範囲と頻度、そして適切なツールの選択が求められます。

また、検出した異常に対する迅速かつ適切な対応プロセスを確立しておくことも重要です。

インシデント対応計画の策定

インシデント対応計画は、攻撃の被害に遭った際に迅速かつ効果的に対処するため、方針や手順を事前に定めておくものです。

具体的な問題が生じた場合、事前に策定した計画に基づき迅速に対応できるため、被害の拡大を防ぎ、早期に業務を復旧できます。

対応計画の策定は1度きりのものではなく、攻撃の手口の進化に合わせた定期的な見直しが重要です。

また、インシデント対応計画の内容は関係者全員が理解し、必要に応じて訓練を行うことで有事の際にはより迅速な対処が可能になるでしょう。

手口を理解し標的型攻撃の対策をしよう

標的型攻撃は、特定の組織や個人をピンポイントで狙った高度かつ緻密なサイバー攻撃です。

企業が標的型攻撃の被害を防ぐためには、社員が偽メールや偽サイトに騙されないよう、日頃からセキュリティ意識を高く保つことが求められます。

セキュリティ研修や対策訓練などで標的型攻撃の手口と脅威を周知し組織的に対策していきましょう。

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