クラウド化の課題とは?クラウド化の問題点や課題を低減する方法


目次[非表示]

  1. 1.クラウド化の課題・クラウド化の問題点が生じる原因
    1. 1.1.クラウドに詳しい人材が少ない
    2. 1.2.会社に合うクラウドを導入できていない
    3. 1.3.連携がとれていない
  2. 2.クラウド化の課題・問題点:サービス提供側によるもの
    1. 2.1.障害が発生することもある
    2. 2.2.責任分界点の認知度が低い
  3. 3.クラウド化の課題・問題点:導入・利用する側によるもの
    1. 3.1.適切な利用や運用ができていない
    2. 3.2.クラウド担当ができる人員がいない
    3. 3.3.自社システムと連携がとれなくなる
    4. 3.4.カスタマイズ性が制限されている
    5. 3.5.サービスが停止するかもしれない
  4. 4.クラウド化の課題・問題点を抱えたままでいるリスク
    1. 4.1.業務効率が下がってしまう
    2. 4.2.データの流出を防げない
    3. 4.3.クラウド化が滞る
  5. 5.クラウド化の課題・問題点を低減する方法
    1. 5.1.セキュリティレベルの高いクラウドを導入する
    2. 5.2.専門性に疎ければ外部サービスに頼る
    3. 5.3.自社システムと連携できる運用方法を考える
  6. 6.クラウド化の課題・問題点の軽減にセキュアSAMBA


クラウドの普及が広まり、官公庁だけではなく、多くの企業でクラウド化が進められています。

しかし、クラウド化の推進のなかにも課題や問題点が隠れており、懸念すべき事項もあります。

クラウドにより便利になることは確実ですが、浮上している課題や問題点についても理解しなければ、クラウドが無意味になる可能性もあるでしょう。

クラウド化の課題や問題点について確認していきましょう。

クラウド化の課題・クラウド化の問題点が生じる原因

クラウド化の課題や問題点は、どのような事柄が原因で生じるのでしょうか。

クラウド化の課題や問題点が生じる具体的な原因について解説します。

クラウドに詳しい人材が少ない

クラウド化が進んでいますが、日本は未だにクラウド使用率が低い傾向にあります。

そのため、クラウドに詳しい人材も圧倒的に少なく、クラウドに対応できる従業員を会社が所有していない点が問題だと言えるでしょう。

しかし、クラウドエンジニアという職種が台頭してきているほど、クラウドは注目を浴びています。

人材が足りない問題点はたしかに重大ですが、クラウドエンジニアの需要が高まっていくにつれて、クラウドに詳しい人材は増えていくでしょう。

会社側は、クラウド専門の人員を確保するためにも、採用への投資を惜しまずに確保し続ける必要があります。

会社に合うクラウドを導入できていない

クラウドを導入する際に、機能や操作性の検討が細かくできていないと、会社に合わないクラウドを導入することになります。

会社に合っていないものは業務の効率を下げたり、運用ができなくなることもあり、クラウド化を途中で断念せざるを得ない状態になってしまうでしょう。

会社に最適なクラウドを導入しなければ、便利な機能も無意味なものとなってしまいます。

必ず計画を立てて、会社に最適なクラウドを見つけましょう。

連携がとれていない

クラウドを導入したことで、業務が独立し連携が取れにくくなることもあります。

既存システムに依存するよりは、クラウドを導入したほうが業務もスムーズに進むでしょう。

しかし、効率よく業務が進むことで、むしろ連携を取りにくくする可能性もでてきます。

業務効率を上げるメリットがある反面、全てがクラウドで完結できてしまい、連携不足になることもあります。

クラウドの導入後も連携を取れるよう、効率が下がらない程度のコミュニケーションは大切にしたほうが良いかもしれません。

クラウド化の課題・問題点:サービス提供側によるもの

クラウドを提供している側にある、クラウドの課題や問題点について確認しましょう。

障害が発生することもある

クラウドを提供している側の会社のネットワーク障害により、全てのクラウドが利用できなくなることもあります。

ネットワーク障害は、利用者側で調整することは出来ず、サービス提供側が常に監視をし続けなければなりません。

多くの利用者がいるクラウドを提供している場合、障害による損害は大きいでしょう。

ユーザー数によっては赤字になることもあるため、障害がおきないように運営する必要があります。

責任分界点の認知度が低い

クラウドを提供する側と利用する側の間には、責任分界点が存在します。

責任分界点とは、どこからどこまでがどちらの責任になるのかを表す責任の範囲です。

たとえば、クラウドに預けたデータが破損したり消えてしまった場合は、クラウドを提供している側の責任にはなりません。

責任を決めるためにも、責任分界点は双方が把握しなければならないでしょう。

責任分界点は、クラウドの種類によって異なります。

クラウドは、IaaS、PaaS、SaaSの3つに分けることができますが、すべて提供側が責任を負うことになるのはSaaSです。

どこまでがどちらの責任になるのか、判断がつくように周知させ、また提供側も理解しなければなりません。


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クラウド化の課題・問題点:導入・利用する側によるもの

利用者側が抱えるクラウド化の課題や問題点には、どのようなものがあるのか確認します。

適切な利用や運用ができていない

クラウドはセキュリティレベルを高めてデータを保管できる点において、メリットがあるツールですが、適切な利用をしなければ無意味なものになってしまいます。

たとえば、誰が使用するのか、運用ルールはどうするのかなど、クラウドの利用を開始するまえにガイドラインの作成をおこないましょう。

ルールが定まっていない状態でクラウドを利用すると、無法地帯となってしまいます。

その結果、データの流出や破損へと繋がり、せっかくクラウドを利用しているのにセキュリティリスクも増大してしまうでしょう。

クラウドを導入する際は、どのような運用方法にするのか事前に決めてから導入してください。

クラウド担当ができる人員がいない

クラウドエンジニアという職種が増えつつありますが、まだクラウド自体使用率も高くなく、クラウドエンジニアを確保できている企業は少ないでしょう。

クラウドを導入する場合、クラウドに詳しい人材にクラウドの管理をさせたほうがセキュリティリスクも低く、トラブルも防ぐことができます。

そのため、クラウドに詳しい人材は今後さらに必要となり、需要も高まっていくと考えられます。

クラウドを担当できる人材がいない場合は、外部に頼むこともできますが、社内の人間で管理できたほうが安心もできます。

クラウド導入を検討している会社は、クラウドに詳しい人材を確保できるように動きましょう。

自社システムと連携がとれなくなる

クラウドを導入することで、自社システムとの連携は取れにくくなります。

そのため、まずはクラウドに慣れる必要もあるでしょう。

また、どうしても自社システムを使わなければならない場合もあるかもしれません。

その場合、クラウドと自社システム2つの管理に人員を割くことになってしまい、コストパフォーマンスが下がることもあります。

できる限りクラウド化できるよう事前に計画を立てて、どうしてもクラウド化できないものだけを残す必要があります。


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カスタマイズ性が制限されている

自社サーバーは導入費用やランニングコストに大幅な費用がかかるデメリットがありますが、自社でサーバーを構築しているため、カスタマイズが可能です。

一方、クラウドは提供している会社がカスタマイズをしています。

利用者側でカスタマイズすることはできないため、操作性や見た目に不満を覚えることもあるでしょう。

クラウドは多くの会社が提供しており、比較できる判断材料も多数あります。

カスタマイズができない一方で操作性が抜群に良いクラウドもあるため、じっくりと検討するようにしましょう。

サービスが停止するかもしれない

クラウドは、会社がサービスとして提供しているものです。

そのため、会社が倒産などしてしまうとクラウドの利用もできなくなるでしょう。

自社サーバーの場合は、「使えなくなるかもしれない」という不安を抱かずにすみますが、クラウドの場合は将来性の心配もしなければなりません。

サービスが停止した場合の対応措置の確認や、そもそも停止にはならなそうな信頼できる会社のクラウドを利用するようにしましょう。


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クラウド化の課題・問題点を抱えたままでいるリスク

クラウド化は便利になるメリットばかりが着目される反面、クラウド化にまつわる課題や問題点があります。

特に適切にクラウド化ができていない、クラウドの運用に問題があれば課題や問題ばかりになる可能性すらあります。

問題点を解消せずにクラウドを利用すると、どのようなリスクがあるのか確認しましょう。

業務効率が下がってしまう

クラウドを利用する最大のメリットが、業務効率があがることです。

しかし、クラウド化を進めていくうちに「クラウドに詳しい人員がいない」「導入するクラウドを間違えた」などの問題を起こしてしまうと、業務効率を下げる恐れがあるでしょう。

既存のシステムから脱却し、新しいシステムに移動する際はクラウドでなくとも混乱するものです。

せっかく導入したクラウドが無意味なものにならないよう、導入の段階でしっかりと検討してください。

データの流出を防げない

クラウドはセキュリティレベルが高いと言われていますが、通信やファイルの暗号化をしていないクラウドもあります。

また、クラウドによって責任分界点は異なり、管理の甘さが原因でデータを流出させてしまうこともあるでしょう。

なかには、セキュリティレベルがそこまで高くなく、ユーザー側の責任範囲が広いクラウドもあります。

もしデータを流出させたとしても、全ての責任がユーザー側にある場合損害はとても大きいです。

このような非常事態に陥らないためにも、クラウド化の課題や問題点について把握する必要があります。

クラウド化が滞る

クラウド化の課題や問題点を理解せずにクラウド化を進めると、思っていない場所でトラブルが起きることもあるでしょう。

課題や問題点を知っているからこそ対策を練ることができますが、対策も練らずに導入することで、クラウド化を途中で断念してしまうこともあります。

クラウド化は企業の業務効率を上げるだけではなく、セキュリティレベルを上げることで信頼度も増加させます。

そのため、クラウド化を途中で止めることは避けた方が良いです。

クラウド化の課題をしっかりと把握し、事前に対策を練ることで、トラブルをスルーできるようになりましょう。

クラウド化の課題・問題点を低減する方法

クラウド化の問題点や課題を低減するには、どのような方法があるのか確認しましょう。

セキュリティレベルの高いクラウドを導入する

さまざまなクラウドがあるなかから、セキュリティレベルの高いクラウドを導入しましょう。

セキュリティ面について力を入れているクラウドは多くありますが、最低でも以下の機能があるクラウドを選んでください。

  • 通信、ファイルを暗号化
  • 使用できるユーザーを制限
  • バックアップ機能

通信やファイルを暗号化しないと、いつデータが漏洩するかわかりません。

ユーザーの制限ができるクラウドは多くありますが、暗号化できるクラウドは、実は限られています。

そのため、クラウドを検討する際は暗号化できるクラウドに着目し選びましょう。


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専門性に疎ければ外部サービスに頼る

クラウドなどの専門に詳しい従業員がいない場合は、外部のサービスに頼ることも良い方法です。

外部サービスにはセキュリティレベルを上げるコンサルも存在するため、自社の信頼度を上げることも可能です。

全て自分たちでおこなおうとせず、最初は詳しい人に聞きながら、少しずつクラウドに詳しいIT人材を育てていくと良いでしょう。

自社システムと連携できる運用方法を考える

どうしても自社システムとの連携をとりたい会社もあるでしょう。

膨大なデータを預けていたり、操作性が良いものもあるかもしれません。

そのような場合は、無理矢理クラウド化するのではなく、クラウドと上手に共存できるルールや運用方法を考えるようにしましょう。

クラウドは業務効率を上げるメリットがありますが、慣れ親しんでいるシステムのほうが、効率が上がることもあります。

運用方法やガイドラインなどをしっかりと考え、従業員に周知させるようにしてください。

クラウド化の課題・問題点の軽減にセキュアSAMBA

クラウド化を進めることは、企業にとって非常に大きなメリットとなりますが、課題や問題点について把握しなければ、むしろマイナスになることもあります。

企業にとってメリットとなるためには、問題点への対策を入念に練ることが必要です。

また、導入するクラウドも妥協せずしっかりと検討してください。

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ファイルの保管や共有サービスであるクラウドストレージであれば、独立した機能として利用もしやすいはずです。

国産のクラウドサービスという点において安心でき、通信やファイルも暗号化できるため第三者に見られる心配もありません。

シンプルな操作により直感的に使用できるため、従業員への周知も簡単です。

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