インターネットを介したクラウドサービスを導入する企業が増えていますが、同時に個人情報漏えいなどのさまざまなトラブルも起こっています。
クラウドサービス自体にセキュリティリスクがある場合もあれば、クラウドの利用の仕方や管理が不適切であるがゆえに起きるセキュリティ事故もあります。
クラウドセキュリティの事故事例やその原因、対策について説明します。
クラウドセキュリティの事故事例
まずは2018年以降に起こったクラウドセキュリティにまつわる事故事例と、今後予想されるネットのトラブルについて解説します。
ここ数年、大きな問題となっている企業の情報漏えいは、2018年以降も多発しています。
中でも大手企業が運営するサイトへの不正アクセスによる個人情報流出が目立ちました。
自社の経営幹部や取引先などを装ったメールを送り、金銭や特定の情報をだまし取るビジネスメール詐欺や、法人をターゲットにしたランサムウェア(身代金要求型ウイルス)などの報告も多く、企業はネット犯罪への対策をいま一度強化していく必要があります。
また、世相の変化に便乗した内容のフィッシングメールで、企業の情報漏えいを狙うケースが増えることも考えられます。
企業全体のセキュリティ対策はもちろん、一人ひとりの従業員が利用するクラウドツールの管理を徹底することが重要です。
ビジネスでもプライベートでもクラウドサービスやツールの利用が多くなってきており、この手の攻撃は増加していくことが予想され、個人のセキュリティ意識の向上やリテラシーの獲得がクラウドセキュリティ事故を防ぐことに必要になるでしょう。
クラウドセキュリティの事故が起こる原因
クラウドセキュリティの事故が起こる原因を確認していきましょう。
ネットワークやシステムの不具合
社内のネットワークや顧客管理システムなどの不具合により、情報漏えい・紛失などが起こることがあります。
サイバー攻撃
サイバー攻撃とは、犯罪組織などがサーバーやパソコン、スマホなどのネットワークを通じてデータの盗用、改ざんなどを行うことです。
金銭目的で行われることもあれば、企業のイメージダウンを狙うケースもあります。
社員によるデータ紛失・流出
メールやFAX、郵便物などの宛先ミスで情報が流出するパターンや、従業員が持ち出した個人情報や企業機密情報を社外のどこかに置き忘れたり、紛失したりするケースも多くみられています。
クラウド事業者のトラブル
クラウド事業者が何らかの理由で休業・廃業したり、内部でトラブルが起こったなどの理由からクラウドが正常に働かなくなり、事故につながることがあります。
クラウドサービスを事故なく安全に利用するためには?
クラウドサービスを安心・安全に利用するためのポイントについて説明します。
クラウドサービスを安全に利用するためには、業務用のパソコンやスマートフォンの管理を徹底することが大切です。
さらに、以下の点に留意しましょう。
- クラウドサービスのセキュリティ対策を確認する
- データやファイルのバックアップを忘れずに取る
- データの保管状況を把握する
- WAF(Webアプリケーションファイアウォール)でセキュリティを強化する
- 従業員の意識づくりを徹底する
クラウドセキュリティの事故を防ぐにはサービスのセキュリティ内容に頼るだけでなく、適切な管理や利用の仕方も重要です。
どんなに安全なクラウドサービスであっても適切に利用しなければ事故につながってしまいますし、思いもよらぬことが原因で事故が発生してしまうこともあるかもしれません。
もちろん、セキュリティ内容が充実したクラウドサービスを利用することが前提ではありますが、利用する側もセキュリティ意識を強く持つことが必要になるのです。
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